謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の鉄人28号の感想。
サブタイトル §
第23話 「裁かれる鉄人」
あらすじ §
正太郎は一時的な失語症となります。
鉄人の中に太陽爆弾の起爆装置が発見されたことで、鉄人を兵器として廃棄する意見が出ます。一方、鉄人は道具だとして存続を主張する意見も出ます。
大塚は調査のために鉄人の生まれた島に行きます。
鉄人は兵器か道具かが問われる鉄人査問会が開かれます。
ビッグファイヤーは軽やかに鉄人を悪とする説を証言します。
それに対して、敷島の証言と食い違うと反論するクロロホルム。
しかし、鉄人は兵器だと正太郎は言ってしまいます。父の残してくれた鉄人が唯一の家族だと言います。
査問会の結論が出されそうになったとき、大塚が会場に来て、他に証人がいることを告げます。そして、結論は延期されます。
大塚は、ニコポンスキー=敷島であり、敷島は生きていると言います。
ベラネードは、鉄人を廃棄させるのではなく残したくなったと言います。彼は鉄人の起爆装置で爆発させることができるバギュームが残っている可能性を示唆します。
感想 §
この巨大ロボットアニメのルーツのような鉄人28号の名を冠した作品で、こんな内容が見られるとは。ロボットが派手に戦うシーンは一切無し。そのかわり、法廷ドラマのような話が延々と続きます。
中でも見どころは、ビッグファイヤー対クロロホルムですね。どういうわけか、クロロホルムは正太郎の味方になっています。
そして、もう1つの見どころは、追いつめられた子供として、法廷戦術など考えないで本音を吐露してしまう正太郎。まさに子供。しかも、甘やかされた子供ですね。ある意味、これがヒーローとなるべくしてヒーローとなる子供の本質と言えるのでしょう。それを、ストレートに誠実に描くところが実に興味深いですね。そして、彼を守ろうとする周囲の大人が正太郎の言葉に驚くところも、なかなか泣かせますね。
今回の一言 §
ついうっかり正太郎に不利な証言をしてしまう村雨。なかなか、こいつも可愛い奴ですね。