裏のアニメ感想家(クックック)、裏トーノZEROのよい子が知らなくても良い余談を行ってみよう。
2005年1月29日放送のケロロ軍曹 第43話「ギロロ 泣けない赤鬼 であります」でギロロが聞いていたラジオだが、EastWindさんが機種を特定してくれたので、紹介しておくぜ。クックック。
ちなみに、番組中に出てきたラジオはこんな格好だったぜ。

で、これは以下の機種らしい。
外見写真は上のリンクから辿ると見られるから、よく見比べて欲しいぜ。クックック。
まさにそっくりだな。
ちなみに、これは1970年代にあったBCLブームの時代のラジオだな。
BCLとは? §
BCLというのは、遠隔地のラジオ放送を聞く趣味だ。ただ聞くだけでなく、受信報告書というのを放送局に送るとベリカードというカードがもらえる。それを収集する趣味という側面もあるな。
ちなみに、BCLの主要な戦場は短波と呼ばれる波長だ。これはAMラジオよりも波長が短く、FMラジオよりも波長が長い。電離層と地面の間を何回も反射して条件が良ければ地球の裏側まで届くてぇとんでもない代物だ。おかげで、元気のある国はせっせと外国向けのプロパガンダ宣伝の放送局などをいくつも作っていてな。ソ連や中国が日本向けにやっていた日本語放送はよく聞こえたぜ。その他に、イギリスのBBCなんかも日本語放送をやっていたはずだな。
カウンターが消えている理由 §
注意力のある読者は、リンクしたサイトの写真では赤いLEDの周波数カウンターが表示されているのに、ギロロのラジオでは表示されていないことに気付いたかも知れないな。クックック。
でも、これはリアルな描写かもしれないぜ。リンクしたサイトには「デジタル表示は短波帯だけで、FMとMWは表示されない」と書いてあるが、おそらくギロロが聞いていたサブローの放送は、ミニFM局。つまり、FMでは周波数が表示されないから、赤い数字は描かれていないというわけだな。
それを考えると、ケロロ軍曹にスタッフには凄いこだわりのマニアがいると思って間違いないだろうな。
気楽にも見ても面白いアニメだが、深入りしても面白いぜ。クックック。
補足 §
ちなみに、アニメ放送画面からの切り出し引用画像の掲示が不適切である場合は、連絡をくれれば削除するぜ。おれは、アニメを作っている人達の味方だからな。クックック。