謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のケロロ軍曹の感想。
サブタイトル §
第47話
「夏美 ひなまつりを守れ であります」
「ケロロ アフロでみゃおん であります」
あらすじ「夏美 ひなまつりを守れ であります」 §
日向家では、小雪や桃華も一緒にひな祭りを行います。
祭として地味だと思ったケロロは、ひな祭りを盛り上げようと、様々な料理や出し物を用意します。
しかし、ことごとく外した内容で、夏美達の怒りを買います。
あらすじ「ケロロ アフロでみゃおん であります」 §
ケロロとクルルは、夏美にコンサートのチケットを買わないかと持ちかけます。
大好きなダンスマンのチケットだと思った夏美はそれを買います。
しかし、実際はパチモン芸人ダソヌマソのチケットであり、彼が夏美の部屋に来てつまらない芸を繰り広げます。
全員をアフロヘアにしようとするダソヌマソに襲われる夏美。それを、駆けつけたドロロが瓢箪に光線を封じ込めて助けます。
夏美はドロロにご馳走を用意します。
帰った秋が瓢箪を開いてしまい、全員がアフロヘアになってしまいます。
そこに、アフロの波長を感じたという本物のダンスマンが来て歌ってくれます。
感想 §
ひな祭りをつまらないと思うケロロ達。そして、もっと面白いひな祭りを準備するわけですが、彼らの感覚はいかにも「男の子」ですよね。そして、男の子の感覚は致命的に女の子の感覚とすれ違うがゆえに、こんなオチにならざるを得ないわけですね。そういう意味で、これは地球と宇宙のカルチャーギャップの話ではなく、男の子と女の子のカルチャーギャップの話と言えると思います。
さて、ここからが本題です!
そのように考えた時、実は立場のおかしな倒錯が見られます。
まず、冬樹君は、完全に女の子の側に座ってしまっています。立派なおちんちんの付いた男の子なのに!
そして、秋さんは、どういうわけかケロロ達の祭を楽しんでいる、つまり男の子の側に立っています。美人で巨乳で眼鏡で色気のある人妻なのに!
この倒錯っぷりが面白いですね。
しかも! 祭の案内に出てくるクルル子ちゃん。中身はクルルなのに、実に見事に女の子を演じています。実は、女の子をそつなく演じられるクルルと、男の子の側に立っている秋は、相性の良いカップルと言えるのかもしれません。
実に面白いですね。
もう1つ、機械を操作する時になぜかアナログレコードをスクラッチしているクルルが面白いですね。
後半は、いかにもありげな「似た文字」をわざと入れ替えたパチモンの話。チケットの絵を見た時に、まさか!と思いましたがまさにその通りでしたね。お約束通り、ンとソを入れ替えた他に、スとヌも入れ替えています。もちろん、夏美としては、チケット代が安すぎた時点で気付くべきだったでしょう。しかし、上手くケロロの話術に掛かった感じですね。それにしても、チケットが気になって仕方がない夏美の態度の可愛いこと。この可愛さが、夏美の女の子としての魅力ですね。
今回の名台詞 §
ダソヌマソ「ぶっちゃ毛」
言葉の意味は良く分かりませんが印象深かったので今回の名台詞に抜擢!
感想 裏モード §
裏のアニメ感想家(クックック)、裏トーノZEROのよい子が知らなくても良いアニメ感想行ってみよう!
よい子のために、当てにならないネタの解説をザザッと行くぜ。
その前に、裏モードとしては、とりあえずクルル子ちゃんに萌えたぜ、という感想を書いておこう。クルル子ちゃん、最高じゃねぇか。まさに理想の美少女って奴かな。クックック。
ちなみに、クルル子ちゃんのファッションや、持っている杖などには元ネタがあるわけだが、その辺はもう解説なんてする気もないぜ。そういうのは、キモい、オタクどもにでも聞いてくれ。その勇気があれば、だがな。クックック。もちろん、どんなトラブルがあっても、何の責任も取らないからそのつもりで。死して屍拾うもの無し。
じゃあ、裏モードがいったい何を語るのかと言えば、そう、ダソヌマソの背景に出てくるFEVERという言葉の意味だ。
これはカタカナではフィーバーと書いて、「熱狂」という意味になる。
ここまでは辞書にも載っている意味。
もちろん、それだけで、ここにFEVERという文字が出てきた訳じゃないぜ。
1980年代にディスコブームというのがあったわけだ。これは、リズム性の強いディスコサウンドというジャンルの音楽に乗って、ディスコと呼ばれる店でみんなが踊るというブームだ。まあ、今で言うクラブとか、そういうものの直系の祖先と思って良いだろうね。
そのブームの火付け役になった……のだろうと思う映画がある。それが、ジョン・トラヴォルタ主演の「サタデー・ナイト・フィーバー」という映画だ。念のために書いておくけど、アニメでもなければ特撮でもないぜ。オシャレなカップルが喜んでデートに見に行くオシャレな洋画だぜ。クックック。
この映画が流行らせたのが、フィーバー(FEVER)という言葉だな。ディスコに繰り出して踊ることを「フィーバーするぜ、いぇ~い」などと格好を付けて言ったりしたわけだな。つまり、当時としては最先端のオシャレな流行語というわけだ。
しかし、いかんせん、あまりに古すぎる流行語と言わざるを得ないぜ。クックック。
その時代錯誤感が、いかにもパチモン芸人らしさを演出するムード作りになっている、というような感じじゃないかと思うな。クックック。
とまあこんなことを書いてみたけど、たまにはこういうことも書いておかないと、裏トーノZEROはアニメと特撮と模型のことしか知らないと誤解されかねないからな。実はフットルースのサントラを愛聴していたことがあったり、マハラジャやジュリアナのコンピレーションアルバムを買ってみたりとか、ダンス系の音楽にはちょっとうるさかったりするんだぜ。もちろん「とても」ではなく「ちょっと」に過ぎない素人レベルの訳だがな。クックック。