ACE COMBAT 5卒業ミッションということで、個人的にけっこう面白い企画を考えました。
全ミッションでRANK Sをリトライ無しで一発で取得することを目指します。
そして、1機種を2回使わないという制約を課します。各ミッションに向いた機種を使えば、RANK Sは難しくないと思いますが、それでは面白くありません。FALKENもX-02もつかえるのは1回きりとなれば、いろいろな機種の特性を踏まえて適切に割り振らねばなりません。そして、中には困難度の高いミッションも出てくるはずです。
実際にやってみて、そうでした。
レギュレーションは以下の通りです。
- 全ミッションをFREE MISSIONで飛ぶ
- リトライ無しでRANK S取得を目指す
- リトライ1回につき、三回回ってワンと鳴く罰ゲームを課す
- 難度はACE
- 離着陸や空中給油は全て行い、「完璧だ、ブレイズ」と言わせることができるミッションは全てそう言わせる
- 一部または全機の機種固定ミッションはその機種で飛ぶ。ただし、全機の機種固定ミッションはその機種で飛んだことにする (注: この制約により、HAWKとMIR-2000Dで飛ぶミッションの選択の自由は存在しないことになる)
- キャンペーン中に艦載機しか選べないミッションでは艦載機を選ぶ
- 僚機は機種固定でない限り、自機と同じ機種を選ぶ
- キャンペーンクリアではなく全ミッションを対象とするので、コインの都合に関係なく全てのミッションを行う
1機種を2回使わず全ミッションをクリアできるか? §
ミッション数は32。
機種は53種類なので、数的には問題ありません。
結果発表 §
リトライ無しでRANK Sを取得するというのは、やはり厳しいですね。特にミッションの特性に合わない機種、脆弱な機種を割り当てたミッションでは。
結果は以下に示します。
なお、ミッション名の下には、「機種」「クリア時間」「ポイント」を記してあります。
ちなみに、ここに記した「クリア時間」「ポイント」は、基本的に一発で取得した値であって、自己ベストではありません。念のため。
MISSION 01『極西の飛行隊』 §
F-4X
5'26"
3760
まあ何で飛んでもRANK Sは取れるミッションですね。
MISSION 02『開戦』 §
F-16C B60
4'05"
4600
これも、何で飛んでも楽勝RANK Sというミッションですね。
MISSION 03『間隙の第一波』 §
X-29A
10'35"
12690
リトライ無しでRANK Sを取りに行くと思うと、けっこうプレッシャーがあって、X-29Aでもきつい感じを受けました。RANK Sは一発で取れましたが。
MISSION 04『初陣』 §
MIG-21-93
7'11"
12720
いかにQAAM装備のMIG-21-93とはいえ、日没までに第2波を壊滅させることはできませんでした。しかし、それはRANKとは直接関係ないことです。RANK Sは問題なく取得。
MISSION 05『第三艦隊集結』 §
TND-F3
RANK A リトライ1回!
8'32"
11220
痛い! 鈍重なTND-F3では十分に素早く落とせず、1回RANK Aで終わってしまいました。
離れた敵を接近することなく素早く落とすためにXMAAを徹底的に有効活用し、RANK Sを達成しました。
このミッションは、比較的落としやすい敵機ばかりだと侮っていましたが、実は2隻の潜水艦が東西から敵機を発進させるため、戦場が広範囲になります。つまり、高速の戦闘機に向くミッションです。
MISSION 06『白い鳥I』 §
MIR-2000
RANK A リトライ1回!
9'52"
15520
これも痛い! 1回RANK Aで終わってしまいました。
こってりと空戦してできるだけ多くの敵を破壊するように心がけてRANK Sを取得。
MISSION 07『サンド島防衛戦』 §
F-2A
うっかり散弾ミサイルに落とされた! リトライ1回
無人機と空戦して落とされた! リトライ1回
F/A-18にヘッドオンで落とされて! リトライ1回
15'06"
21980
完全にF-2Aを過大評価していた!!
これはきつかったですね。でも、根性を入れて最終的にはRANK Sを取得しました。
機動性の低い鈍重な機体は、扱いにくくてスコアを上げるには適していません。
低速の機体は悪くありませんが、鈍重な機体は使いにくいです。
MISSION 08『希望という名の積荷』 §
SU-37
11'29"
13140
時間にあまり余裕がないミッションなので、あえて強力な機体を割り当てています。
SU-37は大嫌いな黄色中隊の機体なのでイマイチ使いたくないのですが。今回は黄色中隊のSPカラーで出撃。圧倒的な性能差と技量差でRANK S取得。
MISSION 09『憎しみの始まり』 §
F-117A
15'14"
16290
特殊兵装の誘導貫通爆弾(大)や、低速で当てやすい銃撃能力はこのミッション向きかと思いきや。広範囲を飛び回るのに速度が低いのは痛いですね。実は、高速機こそ相性が良いこのミッション。とはいえ、時間さえじっくり使えば、F-117Aで問題は全く無し。
MISSION 10『見えざる姿』 §
S-32
8'32"
16560
時間に余裕があるので、あえて癖の強いS-32を割り当てました。とはいえ、十分に強力な機体であり、ネームド機を含め、全ての敵機を撃墜して終わることができました。
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
SU-32
6'27"
17100
XAGMを使うと空港にいる地上の敵がみるみる赤くなって消えていくのは壮観でした。
とはいえ、空戦にはあまり向かない機体なので、全体としては楽ではありませんでした。
MISSION 11B『代償の街』 §
MIR-2000D
RANK A リトライ1回!
9'23"
12940
体調不十分で開始したら、いきなりヘリをスムーズに落とせずRANK Aになってしまいました。やり直して、鬼神のごとく素早くヘリを狩ってRANK S達成。
ちなみに、トラックから落とすアイテムはフライドチキンまで全て破壊しています(2回とも)。
MISSION 12A『緑海の火薬庫』 §
F-15E
13'37"
19430
機種選定ははっきり言って失敗。F-15のイメージに反して機動性が低い鈍重な機体です。歩兵の携帯対空ミサイルを機敏に銃撃したり、機敏な回避機動を行うには不利でありすぎます。
また、特殊兵装の自己鍛造小弾頭爆弾は、単にターゲットの坑道の前に落とせば破壊できるだろうと思ったのですが、違いました。高空から落とすと破壊してくれないことがありますが、間近の低空から落とすと破壊できました。説明書きに反して、十分な高度から落としてはならないということです。
MISSION 12B『四騎』 §
JAS-39C
空戦中撃墜 リトライ1回
13'57"
20930
痛い! 空戦で1回落とされ、リトライ1回です。
しかし、JAS-39Cは空戦をやっても対地攻撃をやっても問題ない機体であり、特殊兵装のロケットランチャーもけっこう使えます。個人的な使用頻度は少ないですが、JAS-39Cは悪くないと感じました。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』 §
F-14B
11'31"
32010
これも機種選択ミスかも。RANK Sを取得するには、敵機もある程度落とす必要があります。しかし、この鈍重なATTACKERで空戦はきついです。
ちなみに、YKカラーのボムキャット(F-14B)のリプレイは美しいと思いました。
MISSION 14『零下の檻』 §
SU-35
8'58"
15780
このミッションでRANKを上げるには短時間で終わらせねばなりません。というわけで、SU-35という高性能戦闘機を割り当ててみましたが、強い強い! 8'58"というタイムは、実は自己ベストです。素早く、そして飛ばしやすいSU-35の価値は、もっと認めても良いと思いました。(そう思ったのはこれが最初ではありませんが)
ちなみに、もっとタイムは早くなると思ってTYPHOONで飛んでみたところ、8'35"というタイムを叩き出しました。これは限界ではなく、まだ詰める余地があります。ちなみに使い比べて、低速域の対地攻撃については、SU-35の方がTYPHOONよりもやりやすいと感じました。
MISSION 15『凍土からの救難信号』 §
F/A-22A
シーゴブリン護衛中に撃墜される! リトライ1回!
6'24"
17300
ナガセを探す終盤段階で、多数の敵から狙われることになるので、ステルス性が期待できそうという理由でF/A-22Aを割り当て。
序盤は、正面から来る敵機に贅沢にもXMAAを撃ちまくり。途中で出現する電子戦機にはXMAAを2発撃って即座に仕留めます。あとはひたすら敵機の攻撃を避けつつナガセを探します。ナガセ発見後は、即座にシーゴブリン進路上の地上対空車両を通常ミサイルで1つ1つ潰します。そして反転、残ったXMAAを盛大に使いつつ、シーゴブリン周辺の敵機を減らしていきます。乱戦になったらXMAAを使う価値が減るので、撃てる時にじゃんじゃん使ってよし、という感じでしょうか。
MISSION 16A『砂漠の矢』 §
F-15S/MTD
17'00"
28615
考えてみれば、F-15S/MTDを使うのはほとんど初めてかも知れません。しかし、飛んでみれば非常に優れた戦闘機で、何らストレスを感じることなく空戦ができました。これを使わない理由は、特殊兵装がXMAAであり、XLAA搭載機より見劣りするからということしか無いでしょう。少なくとも、8492部隊が使っている機種でもあるし、悪いわけがありませんね。
MISSION 16B『砂漠の電撃』 §
YA-10B
17'02"
29320
YA-10Bの圧倒的な対地攻撃能力を再確認。
自機1機だけでも圧倒的なのに、今回は4機で出ましたから、効果は絶大。
MISSION 17『JOURNEY HOME』 §
YF-23A
14'20"
29420
YF-23Aは、F/A-22Aよりも使える印象があったので、敵機の大群を相手にする壮絶なミッションに割り当ててみましたが……。でも、ちょっと機動性が物足りないかな、という気も。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
MIG-1.44
給油失敗3回
撃墜1回
RANK A2回
7'52"
33350
リトライの多さの理由の半分は疲労。残り半分はMIG-1.44が思ったほどこのミッションに向いていなかったため。いつもなら、この手の対地攻撃中心のミッションに出る時には、僚機を全て強力な戦闘機として、戦闘指示は「←みんながんばれ」「→特殊兵装使用自由」としておきます。そして、自機は対地攻撃に専念します。しかし、全機MIG-1.44の場合、これでは敵機を十分に落としきれず、対地攻撃が敵機に妨害されてしまいます。そこで、戦闘指示を「↓オレに任せろ」にして背後を僚機にカバーさせ、やっと何とかRANK Sクリアにこぎ着けました。それから、できるだけ多くの敵を破壊する時間を稼ぐために、味方地上部隊の前進はできるだけ抑えました。
MISSION 18+『8492』 §
MIG-31M
うっかりエリアが広がる前に飛び出して1回リトライ
8'33"
33440
はっきり分かりました。
やはり、このミッションにはMIG-31Mが最適です。
全速飛行していれば、ほとんど落とされる気遣いはありません。あとはじっくりチャンスを待って敵機を落として行けば良いのです。時間は掛かりますが、つまらぬミスを犯さなければRANK Sクリアは確実です。
MISSION 19『決路』 §
HAWK
9'10"
12000
HAWK固定のミッションなので、いつもと全く同じ。あらためてやってみましたが特に感想は無し。ただ、トンネル内は、いつもなら減速するところですが、今回は加速気味で飛んでみました。
MISSION 20『古城の幽閉者』 §
RAFALE M
RANK A リトライ1回!
間抜け墜落 リトライ1回!
12'40"
34110
RANK Aを食らってしまったので、より多くのポイントを稼ぐために、城壁破壊を引き延ばして空戦を行い、より多くの敵機を落としました。そして、RANK Sを取得。
このミッションは、対地攻撃という面ではRAFALE Mで問題ないのですが、可能ならF-14Dあたりを1~2機入れておくともっとスムーズにクリアできるような気がします。
MISSION 21『孤空からの眼差し』 §
MIG-31
4'41"
25000
MIG-31の見せ場はどこかと考えた時、高速で逃げ切る場面だろうと思い、このミッションを割り当てました。
しかし、前半のレーダー網をかいくぐる飛行は、MIG-31で飛ぶスリルでかなりドキドキできます。
そして、真の予測されざる恐怖は着陸でした。ヨーで曲がらないMIG-31の着陸は怖いですよ!!
MISSION 22『封印』 §
FB-22
14'05"
41310
FB-22、ATTACKERかと思ったら空戦もできてしまうぞ!!
というわけで、予想以上にスムーズにRANK Sを取得。
MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』 §
TYPHOON
11'31"
35880
オヴニルとの空戦は、高速の戦闘機の方が有利という印象があったので、速い部類に入る戦闘機であるTYPHOONを割り当ててみました。渓谷を飛ぶための機動性も問題ありません。
結果として、何ら問題なくRANK Sクリアできましたが……。一応、最強戦闘機と評価するTYPHOONの使いどころがこのミッションで良かったかどうかは分かりません。
MISSION 24『白い鳥II』 §
FALKEN
6'13"
36910
FALKENの使いどころは何かというのは大いなる悩みです。
どのミッションで使っても、FALKENは大きな力になると思います。
結局、決め手はアークバードのレーザーと正面から殴り合えるのはFALKENのTLSだけ、という理由により、このミッションで使うことにしました。
結果は、FALKENのTLSで、何もかも瞬殺です。無人機の発進口もレーザーも、出現した直後に全てレーザーで破壊してしまいました。
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』 §
RAFALE B
12'47"
26140
対地攻撃と空戦を、どちらも本気で要求してくるミッションなので、力のあるMULTIROLE機から候補を探し、RAFALE Bを選びました。
十分に良い成果を発揮してくれて、RANK Sを取得。
ちなみに、経路選択は全て近道でした。
MISSION 26『混迷の海』 §
F-35C
なぜだの回避中撃墜リトライ1回
回避遅れリトライ2回
7'16"
35460
F-35Cは良い機体ですが空戦にはちょっと物足りない面も。
MISSION 27『ACES』 §
X-02
あまりに間抜けな墜落 リトライ2回
なぜかRANK Aで リトライ1回
11'40"
37980
トンネル内の敵機を全て落とすには複数ターゲットにロックオンできるミサイルが必要で、かつ地上ターゲットも多いミッションです。XLAA装備でMULTIROLEのX-02が最もミッションの特性に合っています。
とはいえ、X-02の速度だとトンネル内でハミルトンに撃たれてしまうので、回避が必要となり、ちょっと怖いですね。
MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』 §
F-14D
回避遅れヘッドオンで撃墜 リトライ1回
8'01"
44160
XLAAがあればオヴニルとグラーバクに先制攻撃できるということと、最大速度が特に高速な部類に入るという理由でF-14Dを選択。実はSPEED87は、TYPHOONのSPEED86をも上回ります。残念ながら総合性能的にはTYPHOONに負けてしまいますが、艦載戦闘機の中では最強と言って良いと思います。
しかし……、最強艦載戦闘機のはずのF-14Dを4機選ぶと、「対空には向いていないな」と出撃前にスノーに言われてしまいました。ちょっと悲しい。
ネームド機が出現するほど迅速には空戦できませんでしたが、それでもRANK Sは問題なくもぎ取れました。
罰ゲーム §
リトライ24回でした。
リトライ1回につき、三回回ってワンと鳴く罰ゲームを課すというレギュレーションですから、それを実行したいと思います。
「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」「クルクルクル・ワン」
罰ゲーム終了!!
いや~、この程度の罰ゲームでも、何かの罰ゲームを課すと緊張感が上がって面白くなりますね。
今後のACE COMBAT 5 §
あと少しだけ、やることが残っています。
実行できるか分かりませんが、全ミッション攻略要点&野次馬ポイント集というのを書いています。
他にも気になることが少々。
僕らの夜間飛行が終わるのは近いですが、まだ少しあります。