本当は昨日掲載しているはずであった電子出版事業部便りです。
そして、早くもネタ切れです (汗。
まあ、具体的に新商品も無いのに、こんな「便り」が続くわけがないので、当然の結末かと思いますが。
「ネタを探せ~~~~!」
ということで、検索したり、頭の中を覗いたりしていると。
いくつかの偶然の連想の連鎖から、こんなページに辿り着きました。
うわ。何と言うことだ!
我が社のサイトには、こんな恐ろしげなページが存在していたのか!
何年も忘れていましたよ。(おいおい)
これは、たびたび紹介している株式会社ピーデー 出版事業部とは全く別のページであり、扱う内容も別物です。
Lime1からDish2へ §
実は電子出版のビューアソフトを自前で作ったことがあります。
Lime1というのは、setext形式の文書を読むためのソフトで、Visual C++ 4.xとMFCで作ったものです。
これの派生ソフトとして、イースト株式会社が扱っていたグレイスケールフォントの技術を組み込んだDish1があります。ルビの小さい文字を読みやすく見せるために、グレイスケールフォントを使ったものです。更に、文書をsetextではなくXMLで作られたDish2言語に置き換えたDish2というソフトも開発していました。
しかし、Dish2の開発は失敗しています。その理由はよく覚えています。インターネット上のコンテンツをhttpで取得して閲覧可能にしようとしたところ、Webブラウザライクに非同期に通信とオペレーションを同時並行する機能の実装で、問題が生じたためです。つまり、ある種の通信機能が決定的に当時のMFCに欠落していたから……だったと思います。
そして、全般的に、C++に失望して別の解決策を探っていた時期でもあり、この路線はそれっきりになっていました。
でも、今はC++がお気に入りなのだ §
たとえば、このあたりを見ると、今の私にとって、C++はお気に入りであることが分かると思います。
つまり、Lime1からDish2に至るソースコード資産を活かして、新しい展開につなげていく技術的可能性が開けてきたわけです。
過去のソースコード資産を活用しつつ、最新の技術で書き足せることは、C++の大いなる強みです。たとえば、MFCアプリケーションであっても、通信関係だけ.NET Frameworkのクラスライブラリを活用して書き足すことができるし。
なかなか素敵な可能性が拓けてきたと思います。
……でも可能性を形にするには時間が必要なのですよね (泣。