謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のNARUTOの感想。
サブタイトル §
第159話 「敵か味方か!? 荒野の賞金稼ぎ」
あらすじ §
ナルト、ヒナタ、キバは、五寸釘という泥棒を捕まえる任務に派遣されます。
そこで、賞金稼ぎのサザナミという男と出会います。
サザナミは、酒場で悪漢に絡まれたナルト達を助けます。
しかし、その後でサザナミはナルト達を叩きのめします。
サザナミは、一人で五寸釘と戦いに行きますが五寸釘の忍術で逆襲されます。
それをナルト達は助けます。
サザナミを看病する小屋に、別の賞金稼ぎが襲ってきます。彼が落とした手配書に書かれていたのは、サザナミでした。サザナミは賞金稼ぎではなく賞金首でした。
感想 §
おお、これはいったい!?
石の国に入ると、ムードはまったく西部劇。
しかも、酒場に入ってミルクを頼むと、チンピラに絡まれるという松本零士の世界。そして、まさにハーロックかエメラルダスか、というタイミングで助けに現れるヒーロー登場。世界観が壊れている気もしますが、面白いからOKでしょう。次回はオッケー寺の決闘らしいですし、まさにOKでしょう (笑。
「B-伝説! バトルビーダマン 炎魂」でも、松本零士の西部劇っぽい酒場やキャラクターが出てきましたが、NARUTOもこうなるとは興味深いですね。ある意味で飽きられ、呆れられた松本アニメのパターンというのはあると思いますが、こういう西部劇風の展開はそれとはちょっと違うような気がします。こういう渋いパターンが踏襲されていくのは、それはそれで面白いことだと思います。
更に感想 §
今回もっとも面白いのは、いかにも子供という感じでのんきな顔を並べるナルト、ヒナタ、キバでしょう。酒場でラーメンは食えないということも理解できていないし、あっさりとサザナミにも騙され、しかも負けています。いやまあ、あっさり人質になって倒されてしまうヒナタは可愛いと感じられるのでOKですが……。
こういう描写を見ると、彼らは年齢相応の子供だと言うことが良く分かりますね。逆に言えば、きちんと年齢相応に描くことができている(小さな大人になってしまっていない)というのは、好ましい優れた特徴です。
今回の一言 §
ちなみに、松本アニメにおいて、酒場パターンが最もよく描かれているのは無限軌道SSXの第1話だと思います。これは、松本アニメというよりは、松本漫画のムードを忠実に映像化しているようなもので、他の松本アニメとは一線を画する……というのがリアルタイムで見ていた当時の感想です。(でも、当時の多数派のアニメファンはみな裏番組のうる星やつらを見ていたので、これは見てないはず)