父が行きたいというので、JR東日本‘06夏休みフェア『東京総合車両センター 一般公開』つまり大井町の工場の一般公開に行ってきました。弟も行くというので、弟も一緒に。
いきなり出迎えてくれるクモハ101-902 §
これは凄いですよ。
何しろ、現在の全ての通勤電車の始祖的な存在です。
かつてモハ90と呼ばれた試作車両です。
詳細は、鉄道博物館のサイトの説明文にあるので参照してください。
実は、これを見られたのは最大の収穫だったと言えます。
あまりにも平然と置かれているし、その前でピエロが子供にサービスしていたぐらいで、ほとんど理解も注目もされていませんでしたが……。
しかし、通勤電車が好きな私にとって、これこそが最高の歴史的遺物です。
遠くに見える貴重な車両 §
右からナデ6141、マイテ39 11、クモハ12 053だと思います。(その隣は何だろう?)
あまり貴重すぎて値段も付かない車両ばかりでしょう。
遙か遠くに隔離され、展示されていました。
単焦点のレンズでは対応できない世界です。
トラバーサーの現物だよ! §
うおお!
これはトラバーサーの現物だよ!
2番目に感動したのはこれ!
こんなところで、ターンテーブル以上にお目に掛かる機会が少ないトラバーサーの実物を見ることができるとは!
子供の時から鉄道好きにするための努力 §
見ていて感心したのは、子供を飽きさせず、愉しませる努力を惜しんでいないことです。こういう努力によって、鉄道好きの子供になり、大人になっても鉄道に好感を持ち続けるようにアピールしているわけですね。
ちなみに、高所で作業する車両に書かれた名前は「のび太くん」……。本当に努力していますね。
貴重なものって何だろう? §
確かに、ナデ6141、マイテ39 11、クモハ12 053のあたりが貴重であるのは良く分かります。
しかし、それらを見ても胸がときめかないのも事実です。
それよりも、クモハ101-902やトラバーサーの方が、遙かに心が躍ります。
特に、クモハ101-902は歴史を語る上で絶対に外すことができない貴重品です。
そういうことを考えさせられたイベントでした。