「ケータイ捜査官7」というタイトルには1つの謎があります。
それは、なぜ「携帯」ではなくカタカナで「ケータイ」と記述しているのかです。その点については、合理的な理由が見いだせません。しかし、第12話「地球最後の日(T_T)」を見て1つの仮説を思いつきました。
第12話「地球最後の日(T_T)」とは? §
二重虚構を含む特撮ネタです。元ネタはゲリー・アンダーソンの「謎の円盤UFO」です。本来の意図を偽装された司令部、月面基地、ピカピカ衣装のエロいお姉さん達、探知衛星、月面基地からの迎撃をすり抜けたUFOを迎撃する小型戦闘機、そして極めつけは「ユーフォー」を「ユーエフオー」と訂正する行為でしょう。(「謎の円盤UFO」は日本では「なぞのえんばんゆーえふおー」と公式に読まれていた)
突っ込みどころ満載の展開に対して、合理的な理由付けが最後に付くのもナイスであり、特撮への愛に溢れた好エピソードというべきものでしょう。
そこで、はたと思いついた §
ケータイ捜査官7のバックグラウンドに古い特撮への「愛」があると考えて良いのでしょうか?
そう思ったとき、ロボット刑事Kとケータイ捜査官7はタイトルが似ていることに気付きました。
フォンブレイバーは、要するにロボットです。ケータイとはフォンブレイバーのことであり、ロボットと意味的に重なります。
刑事と捜査官も意味が重なります。アンダーアンカーは警察ではないので、刑事ではあり得ず、同等の言葉を探せば捜査官になるのでしょう。
Kと7は固有名なので同じにする意味がありませんが、記号的な1文字という共通点があります。
(内容的にも、ロボットと人間のコンビが捜査を行うという意味で、構造的に似ている面がある)
「携帯」ではなく「ケータイ」である必然性 §
と考えれば、なぜ「携帯」ではなく「ケータイ」なのかという理由も明らかになります。つまり、ロボット刑事Kのタイトルをもじりであるならば、「カタカナ+漢字+記号的名称1文字」というフォーマットを守る価値があるからです。
結論 §
と書いてきましたが、実は「ロボット刑事K」ではなく、単なる「ロボット刑事」が正式なタイトルだったようです。というわけで、以上の話は、全て信じてはいかんぞ!
ちなみに、ロボット刑事は子供の頃に見ていましたが、内容は全部忘れました (汗。