神田川・下高井戸2丁目29番地支流跡 (仮称)

基本情報 §

• 確認年月日: 2008年8月10日
• 状態: コンクリート板暗渠
• 種別: 神田川支流跡
• 名称の由来: 存在位置の住所から仮称として命名

位置 §

A点よりの写真 §

　A点からB点方向を撮影。

備考 §

　B点までは問題なく入れる。B点から先は、民家の裏庭も同然となり、物も置かれているので実質的に立ち入れない状態にある。

　本来の水路は、1947年の航空写真を見ると、A点より先の向陽中学校方面から流れてきて、C点より先は折れ曲がりつつ神田川に流れ込んでいたようである。ただし、神田川は流路を改修されており、開渠時代のこの水路と神田川との接続点はそもそも現存していないと思われる。

　A点の先は明確ではないが、おそらく別の神田川の支流に接続していたと思われる。

　なお、A点のやや西には小さな公園がある。

　中途半端な公園は水路跡の典型的な特徴という意見が正しいとすれば、この公園が水路跡だという可能性もあり得るが、A点以西については水路の位置と現在の道路網が必ずしも一致しておらず、水路跡の痕跡を辿るのは難しい。

変更履歴 §

• 2008/09/08 最初の作成

用語に関するご注意 §

　このコーナーで使用される「水路跡」という用語は、以下のような対象のいずれかを示すものとして使用しています。

1. 過去の地図や航空写真などから、過去に川、支流、上水、分水、用水路等の水路が存在したことが確認できる場所
2. 暗渠 - 水路が存在するが水路の上にコンクリートの板等で蓋がなされているもの
3. 開渠 - 通常時、水が流れていない、あるいは極少量しか流れていない水路 (雨天などには流れる場合がある)
4. 地下に管ないし暗渠として水路の存在が推定される道路
5. 水路跡に典型的に見られる特徴を有する場所

　従って、この定義から分かるとおり、現時点で「水路」が存在し「跡」ではない箇所や、過去に一度も「水路」となったことはなく、単に「管」が埋まっているだけの箇所なども「水路跡」として扱われる場合があります。ご注意ください。

来歴に関するご注意 §

　このコーナーで扱う「水路跡」は、以下の理由により、過去に存在した水路と同じとは限りません。

• 神田川は改修工事により流路を付け替えられている
• これに伴い、神田川と支流の離合点周辺は改修時に新規に作り直されている可能性がある
• その他、施設の建設や水路の整理等で流路を付け替えられている水路がある

　従って、本コーナーで述べられた「水路跡」は、かつてその場所に水路が存在したという主張とは直結しません。

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