神田川の番屋橋は、神田川の井の頭通りとの交差から数えて東に5つめ。北堀線33号鉄塔の近く。和泉仲通の商店街(和泉仲通商栄会)を北西方向に更に歩いた先にあります。自販機の多い橋といえば、この辺を歩いている人ならすぐ分かるはずです。
さて、ずっと以前から気になっていたのですが、この橋からほぼ西に向かって延びる細い怪しい路地があります。その下には神田川に対する排水口も開いていて、いかにもかつては水路でした……というムードです。しかし、これまでは「怪しいな」という印象以上には踏み込むことができていませんでした。
ところが、昭和44年の住宅地図と照らし合わせていてはたと気付きました。
水路としてきちんと掲載されています。(分かりやすさのために色を付けてあります)
たぶん、この水路がきちんと掲載されている地図はかなり希少だろうと思います。
ちなみに、この写真にちらりと写っているのが北堀線33号鉄塔。この右手にある「山手管材商会」は現在の地図にも名前があって、同じ場所で営業しているようです。
これでスッキリ……か? §
いや確かに水路跡だという点ではほぼ確定ですが。
奥に行くと急に曲がるのはなぜ?
しかも最後はトンネルに入って終わりと描かれていますが、結局どこに行く?
そもそも、こういうねじ曲がった水路があるのは何のため?
というわけで、全くすっきりしない結末になったのでありました。