2010年05月09日
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実は野球にやられそうになったヤマト!?

Written By: トーノZERO連絡先

 以前にこう書きました。

「あと、ヤマトはプロ野球のオフシーズンにやっていたから助かったけど、もし放送期間が短縮されていなかったら分からないね」

「そうか、4月以降も続いていたら、本当に野球シーズンと当たってしまうね」

 しかし、これは冗談ではなかったようです。

 第2話は本当なら長島の引退試合のはずだったとヤマトDVDのライナーの記述を発見しました。

野球に潰された可能性がある第2話? §

 改めて時系列を調べてみました。

  • 1974年10月12日 中日ドラゴンズの優勝が決まり、巨人の10連覇が消えると、長嶋は現役引退を表明した
  • 1974年10月13日 号砲一発!!宇宙戦艦ヤマト始動!! 放映
  • 1974年10月14日 長島の引退試合。「わが巨人軍は永久に不滅です」

 ははは。これは凄い。1日でもずれたら即座に野球中継に割り込まれる可能性があり得たわけですね。奇跡だ、奇跡だ、奇跡だ。確かに10月ならまだプロ野球の季節が終わりつつあるだけで、まだ終わってはいません。

 しかし、自信たっぷりに断言しますが、ぜんぜんそんなことは覚えてませんでした。そもそも、プロ野球を見てなかったし。

 それにしても、長島といえば、侍ジャイアンツの登場人物でもあったはずですし、世間も騒いでいたはずです。しかし、全く記憶に残っていません。それだけヤマトのインパクトが強かったわけですね。

あらためて考えると §

「わが巨人軍は永久に不滅です」

「大ガミラスは不滅だ。このデスラーもな」

 ちょっと似てるかも……。滅び掛かった高圧的な帝国の負け惜しみという部分まで。

 ちなみに、侍ジャイアンツ最大の奇跡は、どんな魔球より、ジャイアンツを倒しに行ったはずの主人公がすっかりジャイアンツの仲間になってしまったことかな。奇跡だ、奇跡だ、奇跡だ。

更に当たり前の事実に気付くと §

 侍ジャイアンツって、ヤマトの前番組じゃないか! 再放送でしか侍ジャイアンツは見てないから気付くのが遅れた! (ヤマトは本放送で見たけど)

 しかし、巨人の星より余程侍ジャイアンツの方が好きだな。そもそも、星と言ったら遙かなる星(イスカンダル)だし。まあ結果として聞いてのけぞった重いコンダラなどネタが多いのも事実だけど。でも、話としてはずっと侍ジャイアンツの方が面白いと思うな。ジャイアンツを倒すという目標に声援も送れたし。というか、当時のプロ野球中継そのものが理不尽な高圧的大帝国であり、子供の天敵だったわけだし。

 とはいえ、鯨に見立てられたジャイアンツも既に保護が必要なほど弱体化。って、鯨も保護されているから大差無いのか。

オマケ・ブラックタイガー分身の術 §

「ヤマトの格納庫にブラックタイガーは少ししか入らないというけどさ」

「うん」

「あれは分身の術なんだ」

「おいおい」

「いいかい。まず本物のブラックタイガーを掴む」

「それで?」

「それを押しつぶす」

「えっ?」

「そして投げる!」

「分身魔球か!」

「ちなみに、実はこの秘密は名前に仕込まれている」

「というと?」

「ブラックタイガーとは元々エビの一種の名前だ」

「ふむふむ」

「そしてエビ投げハイジャンプと言えば……」

「バンバン」

「それは、あたしんちのお母さんの昔のあだ名」

「しかし、エビ投げと分身はいいとして、ハイジャンプと大回転が無いと締まらないぞ」

「大回転は、さらばの彗星帝国の駆逐艦の砲塔ということで」

「おお、くるくる回って打ち出してくるぞ」

「ハイジャンプは、もともとワープはジャンプとも言うので、大ワープのことだということで」

「なに、特別に大きなスープのことかいな」

もう1つオマケ §

「以前、宮崎駿がヤマトのスタッフならということを書いたけど」

「はいな」

「考えてみれば、ヤマトの前番組の侍ジャイアンツのスタッフとして入る可能性もあったわけだ。というか最初だけ少し関わった」

「なるほど」

「つまり、ニアミスはあり得た」

「ということは?」

「もしも、宮崎駿が侍ジャイアンツのスタッフとして仕事をしていたら、前番組のスタッフと後番組の関係者がTV局あたりでぶつかって失礼、とかいうシーンがあり得たかも知れないね」

「でも、実際は無かった」

「裏番組のハイジで、放送時間の方がぶつかってしまったわけだ」

「そうだね」

「更に気付いた。冨野さんって、両方のスタッフに名前が入ってる。別系統の制作会社だけど、会社のしがらみを乗り越える気があれば、ぶつかった縁で仕事をという話があったかもしれない」

「会社のしがらみを乗り越えるって?」

「移籍ないしフリー」

「それでもねえ」

「あと、気付いたのだが」

「なんだい?」

「松本ヤマトが元企画の大幅な改変を含むとしたら、宮崎さん好みに大幅に改変された宮崎ヤマトも想定可能ではないかな」

「なるほど。それは一理ある」

「ヤマトが沈むことが前提。軍国主義がいかに愚かしいかを描いてしまう」

「勝利か、クソでもくらえ!」

「あるいはもはや大和なんて通俗的なネタは使わない。長門も使わない。三笠も使わない。元ネタは三景艦」

「日清戦争!」

「で、ガミラスを倒すために強引に乗せた巨大砲塔(波動砲)を無理にまわすとフネが傾いちゃうの」

「左傾斜プラス5度!」

「で、犬の水兵が鈴なりになって甲板から滑り落ちるの」

「見ろ、人がゴミのようだ」

「でも、地球の乏しい国力で大国に対抗するには、今はこれが精一杯」

「それじゃ宇宙零戦じゃなくて」

「宇宙九試単戦試作1号機が搭載機だ」

「零戦の52型と21型のどちらが良いかという対立ですらない」

「堀越技師のベストはむしろこっちだって」

「なんか絶対、他のスタッフと喧嘩してやめそうな気がしてきた」

「未来少年コナンを初め、原作無視で暴走する宮崎さんにやらせたら、それはもう、既に大和ですらないヤマトが生まれたであろう」

「絶対に西崎さんが許さないだろうね」

「でも許さない割に、お互いに似たような映画を作ったりして」

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