はたと気づきましたが、デスラー艦に乗っているデスラーの忠臣が作品ごとに一定していません。
- ゲール 松本版、アニメのシナリオ『宇宙戦艦ヤマト全記録集 TVシナリオ版』
- タラン さらばでは最後の忠臣はタラン
- なし TVシリーズ最終話では名のある副官なし
一方で、ヒスという選択肢は無いようです。
ゲールは間違いか? §
『宇宙戦艦ヤマト全記録集 TVシナリオ版』では、ゲールは七色星団で死んでいたことになるので、その後に出てくるのは間違いということになります。だから、実際のフィルムでは登場しない方向で修正されているのはある意味で当然でしょう。
しかし、松本版では七色星団のエピソードそのものが無く、ドメルが自爆するのみでゲールが死んでいる明確な描写はありません。だから、最後の忠臣がゲールであっても良いことになります。むしろ、その方がシナリオに即しています。ここはシナリオを参考にネームを作ったので、シナリオ準拠なのかもしれません。
なぜヒスではないのか? §
デスラーが助かっているなら、ヒスも助かっていてもおかしくないような気がしますが、ヒスは愚鈍であまりデスラーの心情を理解しておらず、しかも「おかしくなられている」とデスラーを批判的に見ている面もあります。更に、「反乱予定キャラ」だったという経緯もあります。
だから、さらば以前にはゲールが最後の副官になることが多く、さらばではタランに確定なのでしょう。たぶん。
オマケ §
「ガミラスから来たヒスでーす」
「ドラクエから来たテリーです」
「2人合わせてヒステリーです」
「ヒステリーって酷い名前だな」
「しかしあれですな」
「はいな」
「デスラー総統というのも理解不能の上司でっせ」
「ほう。どうして?」
「いろいろ気を遣って怒らせないようにしてもなぜか怒っちゃう」
「波動砲を豆鉄砲と言ってみたり」
「そうそう。あれでも、けっこう気を遣ってるんですよ」
「祝電の問題もありますな」
「最初は艦長沖田に祝電を打たせたくせに、次も打とうとしたら馬鹿かねと言われるし」
「もしかして、気をつかいすぎと違いますか? 気を回しすぎて180度違ってしまうとか」
「しかし、文官ですから、ドメルのように武勲で総統を喜ばせることもできないし」
「いっそ寝首をかいてクーデターとか」
「ははは。ご冗談を」
「目が笑ってない」
「くそー、あと13話あれば反乱してやれたのに!」
「おヒスだわ」