スタッフ §
- 放送局: 劇場版
- 放送期間: 1985年4月27日公開
- キャラクターデザイン/総作画監督:本橋秀之
- 美術監督:新井寅雄
- 音響監督:松浦典良
- 撮影監督:橋谷誠一
- 作画レイアウト:清水恵蔵、平田智浩
- 作画監督:川筋豊
- 音楽:あかのたちお
- 音楽製作:三浦光紀、平田久男
- 製作プロデューサー:梅原勝
- プロデューサー:尾形英夫、加藤博
- ゼネラルプロデューサー:山下辰巳
- 監督:湯山邦彦
- 原作・脚本:首藤剛志
- 製作:徳間康快、佐藤俊彦
- 企画:徳間書店、葦プロダクション
WikiPediaより
概要 §
戦国魔神ゴーショーグンの後日談の映画化です。事故で死にかけた老境のヒロインレミーと彼女が見る幻想の世界を描きます。
感想 §
戦国魔神ゴーショーグンというのは、もちろんいわゆるロボットアニメです。しかし、後日談でありながら、もはやロボットは出てきません。(厳密には車の中に下げられたアクセサリとしてのみ出てくる。つまりまるで本筋と関係なく活躍しない)
話は死への恐怖とそれに対する克服という物語に絞られます。ゴーショーグンチームの3人と元敵の幹部3人の計6人が、現実世界と過去の幻想世界に登場します。幻想世界は、中東と宇宙が入り交じったような世界観で、しかも理屈が通りません。死への恐怖が具現化したものだから。一見、別途後日談を描いた小説版の世界のようにも見えますが、それとも違います。
更に、ヒロインの子供時代の回想もあり、物語が現実世界、幻想世界、回想世界の3つの時代を複雑に往復します。
ある意味で、1980年代のロボットアニメが到達した1つの頂点がこの作品でしょう。そして、もはやロボットも要らないことがここで証明されています。しかし、実際はそういう心意気を継承する作品はあまり多くなく、依然としてロボットアニメは作られ続け、湯山邦彦監督は今やポケモンの世界に行ってしまいました。