2010年09月22日
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ガンダム00はヤマトに回帰するか? & 実写版ヤマトの新予告

Written By: トーノZERO連絡先

「ガンダム00の映画見たぜ」

「それで?」

「意外とヤマト的だった」

「具体的に教えてくれよ」

「ネタバレ防止で書いておこう」

  • 予告編でいきなりでかでかと「完結編」と出てくる
  • 登場人物がやや多すぎる群像劇
  • 死んでも愛する人を守る気概
  • 2重ヒロインである
  • 地球艦隊は地球に迫る白色彗星に蹴散らされちゃう
  • 被弾した山本機が都市帝国に体当たりして突破口を開いてくれる (小説版の展開だね。映画だと単に被弾するだけ)
  • 地表の下はガミラスみたいな空洞
  • そのあとどうするかって? 海へ潜るんだよ
  • 結論は決まっている。我々のするべきことは戦うことじゃない。愛し合うことだったんだ

「でも、マクロスじゃない」

「どういうこと?」

  • 最後にスペシャルなVF-1Sでみんなに遅れて飛び出して、ボドルザーの旗艦の中に突っ込むけど、歌うミンメイをバックにボドルザーを射殺したりはしない。わかり合うために突っ込むだけ

「なるほど」

時代はヤマトか? §

「あと、予告でまた実写版ヤマトの予告を見たぜ。しかも、初めて見る新バージョン」

「ガンダムの予告にヤマトか!」

「TRONレガシーの予告も見たぜ。これも始めて見る新バージョン」

「ガンダム上映前の予告にヤマトとTRONか!」

「どちらも見に来たオタクには予想外の取り合わせかもしれないよ」

「でも劇場的にはプッシュしたいタイトルだろうね」

「うん。ヤマトもそうだけど、TRONも予想以上に力が入っているっぽい。楽しみだ」

「うわー、行番号で画面が埋まってスクロールアウトした!」

「って、それはレガシーなBASICのtron」

「てへ」

「やはり時代はそういう方向で動いているのかな、と思う」

「そういう方向?」

「だから。オタクの常識ではガンダムは絶大だが、劇場での存在感はそれほど大きくはない。たくさん並ぶ映画の1本でしかない。別にヤマトやTRONよりも存在感が大きいわけではない」

「なるほど」

「しかも、劇場の環境に馴染んでいるかというと、ガンダムよりも怪盗グルーの月泥棒あたりのポスターの方がずっと馴染んでいるような気がする」

「3Dアニメだけど、もう一般的な意味でのアニメじゃないね」

「セル画調に質感を合わせるためにどんどん情報量を抜いて単調にしちゃった日本のアニメのCGではもう勝てない世界だろう」

「そういえば、年末に向けてこれはというアニメ映画が見えてこないね」

「うん。きっと春にはケロロとドラえもん、GWにはクレシンとコナンの映画が来るだろうという気はするけど、年末年始はあまり聞こえてこない。イナズマイレブンぐらいかな。去年の年末年始は多かったのに」

「アニメ業界の劇場シフトは失敗したってこと?」

「日頃、馬鹿にしていたヤマトとかジブリとかケロロとかドラえもんとかクレシンとかコナンとかポケモンがいかに劇場という過酷な戦場で自らの立場を固めてきたのか、その壮絶さを思い知ってきたのかもしれないよ」

「そうか。だから、たとえガンダムを冠した映画であってもヤマト的になっていくわけだね」

「劇場はテレビの常識じゃ生きていけない世界だ」

「世界規模で金を掛けた大作映画とマジでどっちを見ようか悩まれちゃう立場ってことだね」

「そこではもはやガンダムは十分に強力なブランドとはいえない」

「だからプラスアルファの魅力を映画に入れないと戦闘力が足りないわけだね。それがファーストコンタクト?」

「でも、しょせんガンダムだろ?と思われて結局一見の映画ファンには見て貰えず、客はオタクばかりになる」

「偏見で見て貰えない?」

「偏見だけど、その偏見を打破するために先達は苦労したのだ。たとえば、嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦で社会的な評価を得たクレシン映画とかね。実写リメイクまでされた。けして、それ以前のクレシン映画がダメだった訳じゃないけど、やはり評価される切っ掛けは必要なんだろう。20年ぶりの完全新作というガンダムにまだそういう実績はない」

「ヤマトにはあるの?」

「ヤマト復活編には無かったが、実写版には実績ある監督の次回作という背景がある」

「そうか。実写版の背後には、夕日で染まる三丁目が控えている訳か」

オマケ §

「そういえば本編前に上映された予告やギフトムービーにアニメらしいアニメは1本もなかった。紙兎ロペ、鷹の爪、チェブラーシカ。確かにどれも一種のアニメーションだけど、セルアニメとはちょっと違う」

「つまり?」

「着実にアニメは滅びつつあるのかもしれない。それに取って変わるのは、コンピュータの力をバックにしたより自由な表現だ。そこではむしろ立体感で劣る紙兎ロペのような作品も市民権を持つ」

「まあ時期的に真空状態ということがあるかもしれないけどね」

「うん。毎年定番のアニメ映画が全て終わって次が発表前だ」

「ドラえもんは鉄人兵団のリメイクと発表済みだけどね」

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