小住職さんよりメッセージを頂きました。
競馬場と川(水)の関係、結構ありそうだよね。
これは広い面積を必要とする競技施設を作るために川沿いの土地が選ばれた可能性があるし、賭博を行う施設を街の中に作りにくかったっていう可能性があるかも。
大井競馬、船橋競馬は海っぺりだし、浦和競馬なんかは本馬場のド真ん中に川が流れてるもんね(天王川)。
一方、トレーニングセンターや育成施設は(俺個人の印象だけど)近くに川を控えた丘の上に作られることが多いような気がするよ。
例えばこの馬事公苑みたいに複数の水系を分ける分水嶺の上とか。
いや、俺も馬事公苑を含めて4例しか知らないけどさ。
他の3例は、
・美浦トレーニングセンター(茨城県稲敷郡美浦)
・野田トレーニングセンター(さいたま市緑区。見沼代用水東縁と綾瀬川の間)
・JRA競馬学校(千葉県白井市、西白井駅付近。北側が窪地で神埼川の支流につながる)
馬に飲ませる水も大量に必要だけど、馬場に撒く水はそれ以上に大量らしいよ。
芝コースなら芝の育成保護のため。
ダートコースなら砂塵対策で。
そうか!
「馬場に撒く水はそれ以上に大量らしいよ」というのは目から鱗。
確かに、あの環境を維持するのに水は必要です。
とすると、単純に「後から来た施設は、敬遠された土地=湿った土地に作られることが多い……」とも言えなくなりますね。
アースの都合で電気関係の施設やGSが水に縁のある場所に設置されやすいのと同じように、「そこ」である必然性があるのかも。
余談 §
馬は競馬でありギャンブル。ギャンブルは常識的に平均的に儲からないようにできているので、全く興味を持たないで来ました。いくら馬事公苑が近いと言っても、徒歩で行けるほど近いわけでも無いし。しかし、ギャンブルの側面を取ると、興味深いかも知れません。上野の不忍池でやった競馬もギャンブルではなかったというし。
そこで思い出したのは、ずっと昔は上野の不忍池で自転車レースもやったようです。
自転車で馬事公苑に行くのも妙な因縁があるのかも。