「宇宙戦艦コスモは合体戦艦であったらしい」
「そうか」
「ならば合体巨艦ヤマトも無理では無くなる」
「おいおい」
「もっとも大きいのは、ブルーノアの合体空母というコンセプトの遠景が見えてくることだ」
「なるほど」
「でもさ。合体は松本零士的には好きじゃないんだよ。というか、合体変形的な要素を内包するロボそのものが好きではないんだよ」
「合体はロボ臭いってことだね」
「だからさ。脱松本タイトルのブルーノアで初めて採用できるコンセプトなんだ」
「なるほど」
「だからさ。たとえば最初にヤマトのイラストを学習誌で見た時、第3艦橋を宇宙艇とドッキングしていると誤認したけど、あれが分離行動してもおかしくなかった。デザイン的には。でもしなかった」
「そこは松本零士的な意向が入ったと考えられるわけだね」
「でもさ。それはある意味で正解だった」
「どうして?」
「いきなり子供っぽくなったからさ」
「そうでもなかったよ」
「どこの世界に潜水艦と合体する空母がありますか」
「ぎゃふん」
オマケ §
「潜水艦行動する戦艦だってねえよ、と言われたらその通りだけどな」
「ぎゃふん」
オマケ2 §
「そうか。そういう意味で、シナノがある復活編のヤマトも合体艦に近いコンセプトなんだが、それは脱松本後の話になる」
「なるほど」
「YAMATO2520もさ。実はそれに近い」
WikiPediaより
副砲:3連装移動式プラズマショックカノン:2基 - 艦橋前後部中央部に装備。艦体より分離し、攻撃機としても使用可能で小型ミサイルやパルスレーザーも搭載。遠隔操作の際は波動爆弾としても使用可能らしい。
「分離か! 合体のコンセプトに限り無く近い!」
「でも、これも脱松本作品である」
オマケIII §
「しかし、松本零士だって合体を描くぞ」
「どこで?」
「ほら、ベッドの中で男と女が合体!」
「意味が違う!」
「すまん。間違えた。ベッドの中じゃない合体も多かったね。四畳半のせんべい布団とか」
「ぎゃふん」