「ACE COMBATのために電撃ホビーマガジンを買った。もしかしたらこの雑誌を買うのは生まれて初めてかも知れない」
「へー」
「そうしたらヤマトのDC版とカレンダーの話も載っていたよ」
「そうか」
「しかし、DC版は実は地球滅亡エンドという驚愕の事実が」
「知ってる人はいたのかもしれないけどね」
「おいらは初耳」
「君には大スクープだね」
「ラムスクープより凄い」
「それで?」
「でも、その日のうちにヤマトクルーのDMが来ていて、そこに滅亡エンドとはっきり書いてあった」
「わはははは。大スクープから周知の事実に変わったわけだね」
「たぶん、同じ日に合わせてアナウンスしたんだろう」
悩み §
「他に何か思ったことはあるかい?」
「ACE COMBATとヤマトは、いないように見えて実は社会のあちこちにファンがいるという意味で共通していると思った」
「そうか」
「巨大ロボに頼らないという意味でも同じだしね」
「でも、何か不満がありそうだね」
「そうだ。おそらく支持が見えにくいので、電撃ホビーマガジンのような雑誌での扱いはどちらも小さい。ほとんどはどうでもいいロボットアニメの話題ばかりでページが占められている。その方が支持が見えやすいからだろう。しかし、実際の支持はページの割合と必ずしも一致していないと思う」
「泣ける状況だね」
「とても悩ましいぞ」
「それで君の望みはなんだい?」
「ACE COMBATのエンジンでヤマトの艦載機ゲームを作ってくれ」
「それで何が望みだ?」
「発艦したら背面飛行でヤマトを見ながら飛んでいくとか、大空洞でカーゴを守って激しい空戦をするとか」
「それだけ?」
「女性パイロットがピンチの時は助けてあげるとか」
「わははは」
「今もう1つ画期的なシステムを思いついたぞ」
「なんだい?」
「むかし、デストロイ オール ヒューマンズ!というゲームがあって、主人公が死ぬの名前に含まれるナンバーが1つ1つ増えていった」
「クローンで弟が製造されたわけだね」
「というわけで、ヤマトゲームなら加藤システム」
「は?」
「三郎が死んだから四郎として出撃。そのまま、死ぬごとに番号を+1」
「そのうちに加藤三十郎とかになるのかよ」
「でもさ。死んだふりをして生き延びた時は、真っ黒なカラーリングの機体で飛ぶわけだ」
「ラーズグリーズかよ」
「いやいや、ブラックゼロだよ」
「ぎゃふん」
オマケ §
「それにしても、電撃ホビーマガジンは読めるページがあまりにも少ないことに驚きだ」
「こんなに分厚いじゃ無いか」
「ロボットと萌えのページを飛ばすと1/10も残らないよ。どうなってるんだ」
「たとえば、どのページが読めた?」
「リボルテックの轟天号。艦橋の収納ギミックが凄い凝ってる」
「轟天号って話題が古いよ」
「あと、ダグラム&ボトムズコンペのヤッタードッグ。これは凄い」
「へえ。見てみようか」
「あとは徳光四十郎の記憶」
「三十郎ネタの続き?」
「違うの。本当にそういうのがあったの」
「1ページにも満たないイラストだけ……」
「おいら、なんちゃって徳光ファンなの。妹ガンダム大好き。というか、レビル2世大好き。哀の戦士レンポーマンも」
「ガンダム好きなの?」
「まさか。ガンダムマン78はウルトラマン80ネタだから好きなのだ」
「ぎゃふん」
「あとオタク大統領も好き」
「ぎゃふん2」
「ちなみに、目を留めたのはこれらのページだけじゃ無いからね。あくまで一例だからね」
「だそうです」
「でも、ほぼ全ページ飛ばしたのは事実」
「とことん、オタク趣味の無い奴」
オマケ7 §
「どうでもいいが。この電撃ホビーマガジンはバイファム特集が載っている」
「ヤマトじゃ無い」
「しかし。芦田豊雄死去に伴う特集となれば、ヤマトも無縁とは言えまい」
「そうか。そのラインでの特集か」