2012年01月10日
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目玉機能がアプリに無い異能の能書きウェア「LuckyPlace」

Written By: 川俣 晶連絡先

「LuckyPlaceがやっと再提出の嵐をくぐり抜けて公開された。Windows Phoneのマーケットプレイスから"LuckyPlace"で検索だ。値段も無料だ」

「やっと3本目だね」

「しかし、これは異能のアプリだぞ」

「どうして?」

「最大の機能がアプリに無い」

「えー。なんだそりゃ。未完成という意味か?」

「このアプリは、『この単純かつ明快なアプリに、実は凄い効能が隠されている』と『語ることができる』という能書きウェアなのだ」

「えー」

「機能は簡単。1日に1回、近所のランダムな点を選ぶ。ただそれだけ」

「どう能書きが付くんだよ」

「いいかい。その点は歩いて行ける場所が選ばれる」

「うん」

「つまり近所だ」

「見慣れた風景だろ?」

「いいや。実はたいていの人は自分の地元を詳しく知らない。歩くのはいつも決まった道で、ほとんどの脇道は入ったことが無い」

「じゃあ、何が起こるんだい?」

「ランダムな点を選んで『ここに行ってみよう』ということは、実は知っていると思ったご近所に知らなかったような風景があることを教える効能を持つのだ」

「それがアプリに無い最大の機能?」

「いやいや」

「じゃあなんだよ」

「それに気づくと、実はこのアプリが面白くなる。同じような場所が出ても、今回は違った道で行ってみようか、と思うようになる」

「それがアプリに無い最大の機能?」

「いやいや」

「何が最大の機能なんだよ」

「健康のために散歩しようとはよく言われるが、たいていは飽きて退屈して続かない。しかし、この方法なら当分は飽きないのだ」

「それが最大の機能かよ」

「そうだ。まず外に出て歩くのが目的。しかし、たいていの人は歩いているだけならすぐ飽きる。飽きないためにはどうすればいいのか。もちろん、義務感とか健康のためだけでは十分ではない。やはり動機付けを行わねばならない。しかし、上から目線で理屈をぶっても人は動かない。見ていないところでさぼるだけだ。だが、自分で発見した場合は違う。自分から出て行くよ。面白さに気づけばね」

「それが能書きウェア?」

「いやいや。そうじゃない」

「えっ?」

「実はこの単純に見えるこのアプリにはこういう凄い機能が隠されているんだよ、と自慢して説明するのに使えるのが能書きウェア」

「えーっ」

「さあみんな、このLuckyPlaceをインストールして他人に見せびらかして能書きを語ってくれ!」

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