「1つとんでもない見落としに気がついたぞ」
「なんだい?」
「その前に前提を語ろう」
「うん」
「ACE COMBATのエンジンでヤマトの空戦ゲームはやりたいな、と思う。特にSPACE BATTLESHIP ヤマトの空洞内の空戦とか。AC3のジオフロント内の空戦ができている以上、ゲームで実現するのは無謀ではない」
「無謀じゃないから実現するほど世の中は甘くないだろう」
「いやいや。それは前提」
「は?」
「今日、大きな見落としに気づいた」
「なんだよ」
スカイ・クロラ イノセン・テイセスより
アニメーション監督:羽原信義
「ACE COMBATに関係ねえ」
「そうじゃない。スカイ・クロラ イノセン・テイセスはACE COMBATを開発しているProject Acesのブランドが付いたゲームなのだ」
「えっ?」
「ACE COMBATと直接縁が無くても、Project Acesとは接点があったのだ。しかも、羽原信義さんといえば、DC版の重要人物だ」
「そりゃたしかに接点だ」
「ああ、小林みたいに、ヤマトを発艦して背面飛行で艦尾から艦首に抜けつつ機位を水平に戻して艦首から前方に飛び抜けてみたい」
オマケ §
「ちなみに、もう1つ気づいた」
「なんだい?」
- 劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL (2011年:絵コンテ/演出)
「この経歴に意味があるの?」
「ある。この映画は見たが、ほとんどは同時上映のハヤテのごとくの方が良いと言ったが、自分はネギまの方が面白かったという感想を持った」
「それってどういう意味?」
「ハヤテのごとくは典型的な萌えアニメそのものであり、中身がスカスカであくびがでた。ネギま!の方が遙かにマシ」
「でも、その感想はみんなと違うわけだろ? なぜ違うの?」
「萌えアニメが好きな人は、典型的な萌えアニメを見て安心して喜ぶ。それだけだ」
「君は?」
「映画が好きな人だから、映画として評価しようとするが、そうやって見ると中身がなさ過ぎるので金返せという気分になる。まあ、ネギま!を見にいってハヤテはオマケだから実際には別に何も言わないけどね」
「えー」
「だからさ。ネギま!の方はまだしも仲間内のなあなあで済まされない映画にしようという意志が感じられたので肯定する。そういう映画の絵コンテと演出をやった人なら、DC版にも何かを期待していいのではないかな。そんな気がした」
「作画崩壊とかいうウワサはどうなのさ」
「ああ、その件か。1970年代のアニメを見て育った世代をなめるな。当時のテレビアニメなら最低限それっぽい絵があるだけの画面など当たり前だったぞ」
「じゃあ、気にしないの?」
「そんなのを気にして見たら5分も保たないぞ」
「そうか」
「しかし、それでも人気アニメは世の中にあった。要するに面白ければいいんだよ」
「画面から目が離せなくなったらそれで勝ちってことだね」
「そうだ。作画が安定しているとかキャラが似ているとか色が付いているとか人気声優が出ているとか、そんなことは実はどうでもいい」
「いくら日高のり子が無名でも南ちゃんブームで有名になれるってことだね」
オマケ2 §
「おい大変だぞ」
「なんだよ」
「次の戦隊は特命戦隊ゴーバスターズというのだが」
「ゴーストバスターズ?」
「ゴーバスターズだ」
「ゴー、GIジョー、ゴーっていうの?」
「たぶん言わない」
「なら、これがどうしたの?」
「3人組で各人に相棒となるロボットが付くそうだ」
「実質的に6人戦隊ってこと?」
「そう言いたいわけじゃない」
「3人戦隊はサンバルカン以来で期待しちゃうってこと?」
「それも違う」
「じゃあなに?」
「3人組で各人に相棒となるロボットが付く」
「は?」
「これってテクノポリス21Cじゃん」
「えー。そんなの若い人に言っても通じないよ。テムジンって言ってごらんよ。NARUTOかバーチャロンだろ?」
「歳を取ったオタクに言っても、通じない可能性大だよ。何しろテレビシリーズの放送はできなかった企画なんだから」
「ぎゃふん」
「いやー、まさに歴史は繰り返しているな。いや、今こそ21C(Century)だから、これでいいのか?」