「おいおい。もう更新は無いはずじゃなかったのか?」
「情報があれば新コンテンツはあるさ」
本題 §
「そういえば、25日なら電撃ホビーマガジンが出てるな。またヤマトの記事があるかな、と思ってふと雑誌コーナーに歩いた」
「それで?」
「あった。しかも仰天」
「何があったのだ?」
「たった2ページしか無いのに、非常に重大な情報がぞろぞろ」
- ブラックタイガーではなくコスモファルコン
- コスモゼロは21よりもっと折りたたまれる。機首も折りたたまれるらしい
- 100式空間探索艇
- 空間汎用輸送機コスモシーガル
- パイロンの設定まである
- OPの絵コンテは庵野秀明
コスモファルコンの問題 §
「そんなに簡単にブラックタイガーを否定していいのかよ」
「実はいいんだ」
「なぜ?」
「隊としてのブラックタイガーの設定は比較的初期より存在しているが、使用機種は宇宙零戦だった。それが専用の機体になったのは線減らしという事情が大きい。しかも制作スケジュールへのインパクトが大きく、第3話の時点ではまだ全機宇宙零戦つまりコスモゼロという解釈で格納庫が描いてある。そして第4話の作画は混乱している」
「まさにぎりぎりで、食い込んでるわけだね」
「だからさ。メカをCG化して線減らしが不要になった時点で、機体としてのブラックタイガーは存在意義を失うんだ」
「うーむ」
「では、なぜファルコンか」
「ファルコン伝説でも作りたいのか?」
「いや。ブラックタイガーの隊長は加藤だから加藤ファルコン戦闘隊といいたいんだよ」
「なんで?」
「ファルコン=隼だから」
「ぎゃふん」
「さあ、エンジンの音轟々と隼は行くぞ」
100式空間探索艇の問題 §
「100式と探索艇の間の空間に、2文字入った!」
「これはまあ許そう。無駄に宇宙とか空間とか名前に入れるのは基本だから」
「宇宙零戦とか空間騎兵隊とかだね」
コスモシーガルの問題 §
「さあ、問題はこれだ」
「なんだよ」
「ああ。『おおくに』だ! 『おおくに』がいるよ! とても似てる!」
「なんだよ『おおくに』って」
「馬鹿者。ヤマトが終わったあとそのままテレビをつけていると8時から日本沈没をやっていただろう」
「えー」
「あれに出てくる輸送機だな」
「まさか、日本沈没まで取り込んでしまったのか? 隣接しているとは言え……」
「ヤマトにも一応、原型っぽい輸送機はあるけどな」
「えー」
「胴体後部が双胴になっているVTOL機という意味ではコンセプトはマットジャイロに似ていなくも無いが、でも、顔つきは『おおくに』に似ている」
庵野さんの問題 §
「うわ~~ それならワイにやらしてくれ~~ ワイはこーいうことをするために(アニメ業界に)おるねんで」
「は?」
「そう言って、庵野さんは出て来たに違いない」
「自分は監督してないのに?」
「この台詞を言う役目は副長だからな。もちろん、監督(キャプテン)は他人が前提」
「ぎゃふん」
「まあとりあえず、シュガシュガルーンのエンディングは大好きなのだ」
「趣向はいくら違っていてもいいけど、こういうセンスのいいものを作ってくれるから拒む理由は何も無い」
「シュガシュガルーンって何?」
「庵野秀明監督作品ではないが、奥さんが原作のアニメだ」
「えー」
「それでもOPとかEDだけやったりする」
「そうか」
「自分が監督の肩書きを持たないと……といった意固地なこだわりは無さそうだから、期待しよう」
オマケ §
「ここ数日でハーロックのコミックを探して買い込んでおいて良かったー」
「なんで?」
「うわ~~ それならワイにやらしてくれ~~ ワイはこーいうことをするためにおるねんで……という台詞をコミックに準拠して正しく書くことができた」
「ぎゃふん」
オマケ2 §
「おいらは過去にこう言った」
「実質的に電脳コイルの磯光雄監督の監督デビュー作にも等しいと言われる異質な話だ。だけどさ。デザイナーではなく監督という立場で評価するなら、あえてこういう別の才能に任せてしまう度量も資質のうちだ。すべて自分で仕切り、自分のセンスのデザインで一貫させようとしないのも価値がある。デザイナーなら基準がぶれていると批判されることだろうが、監督としてはやって好ましいことの範疇のうちだろう」
「庵野さんにOPを任せるとはさっそくそれを実践してくれているわけだね」
「だからさ。『ぶっちゃんならこうなるに違いない』という予測は空振りになる可能性があるぞ」
「他人に任せたら違うものが出てくる可能性もあるってことだね」
「しかも、任せる相手は部分部分で違うから、鬼が出るか蛇が出るか最後まで判らんぞ」