「あまりに意外なことに驚かされることがあるものだ」
「それはなんだい?」
「逆襲が終わって久しく、今さらパッパラ隊の新作が読めるとは思わなかった」
「まさか!」
「今日、『新装版 突撃!パッパラ隊』特別小冊子上巻が届いていた」
「それはなんだい?」
「新装版 突撃!パッパラ隊を1巻から6巻までかな。買ってマークを集めると送ってくれる特典だ」
「それいつの話だよ」
「だからさ。いつまでも送ってこないから、一迅社って小さいし、無理だったのかなと思って忘れた」
「えー。それで納得しちゃうのかよ」
「ENIXなら納得しないが、一迅社だから」
「……」
「しかし、忘れ去られないで送ってくれたからまあいいだろう」
「じゃあ、中身はどうなんだい?」
「『パッパラ隊VS.パッパラ隊史上最大の対決!!』上編」
「なんでパッパラ隊とパッパラ隊が戦うんだよ。というか、いつも内部で戦ってるじゃないか。野郎共と女性陣+水島が」
「突撃と逆襲のパッパラ隊だ」
「なんだよそれは」
「意外と面白かったぞ。あまりにもアホらしくて」
「そこか。そこが期待する点なのか」
「他に何を期待する」
「ぎゃふん」
「上編となっているが、ちゃんと1冊でオチが付いているのでそこもいいな」
「オチか。お笑いの基本か」
「もう1つあえて言えば、逆襲では見られなかった新しいランコちゃんの活躍が少しでも見られたからまあいいか」
「君はランコちゃんが好きだな」
「まあな」
「じゃあランコちゃんの手料理食べたい?」
「食べたら天国に行ける」