「キャラホビ2012・2日目だ。幕張まで行ってきたぞ」
「戦果は?」
「あり得ないぐらい完璧な夏の締めくくりにあり得ないぐらい完璧なイベントであった」
「具体的な話をしてくれよ」
「それが1つじゃないから、あり得ないぐらい完璧なんだよ」
「えー。1つじゃないの?」
「見出しのみ列挙する」
- ヤマトークを3列目で座って聞けた
- 桜井さんとかなり話せた (1/1000関係の気になることをかなりクリアにできた。失礼な質問の数々にお答え頂き、ありがとうございます)
- 自作の緑の宇宙戦艦ヤマトを、キャラホビ2012・2日目のほぼ全日に渡って桜井さんの作業机の前に展示していただき、かなりの人に見られた
- 加藤直之さんのライブペインティングの完成形を見届けた
- 加藤直之さんとほとんど意味の無い言葉を二言三言話してしまった
- 第二章EDを生で聞けた
「ちょっと待て。1つ1つがかなりのインパクトだぞ」
「そうだ。しかもヤマト関係だけでこれだ」
「ヤマトに関係ない話題もあるの?」
「あるある。実はこのイベント、タミヤ、ハセガワ、フジミ、アオシマの静岡4社が全部ブースを構えているイベントなのだ」
「WL初期の静岡4社だね」
「今は3社だけど昔は4社」
「その4社が揃うなんて凄いじゃないか」
「ただのキャラクターイベントじゃ無かった」
「そうか。それじゃ君は満足かい?」
「いや」
「なぜ?」
- 見慣れたタミヤのマークに誘われてタミヤのブースに行った→ほぼミニ四駆だった
- フジミのブースに行った→タマゴヒコーキ風の戦艦大和があった
- アオシマのブースに行った→フィギュアの展示用の台となる「学校の階段」があった
- ハセガワのブースに行った→架空機と痛機ばかりだった
「ひ~。普通のスケールモデルじゃない!」
「タミヤのブースの奥の方にイタレリだったかな。スケールモデルが少数あった。他のメーカーでも僅かにスケールモデル関係が置いてあったけどな。やはり圧倒的大多数はこちらが期待するものとはかけ離れていたよ」
到着 §
「現地到着はほぼ開場30分前。並んで待たされて入場は開場時刻からかなり経ったあと。そこからほぼ終わりまで会場にいたことになる。とても疲れた」
「いつもイベントには遅く行って早く帰る君がなぜだよ」
「ヤマトークの整理券が限定されているので、早めに行ってゲットする必要があったのだ。そして、ライブペインティングの完成形を見て帰るには、終了間際まで残る必要がある」
「ひ~」
「ちなみに整理券は110番だった。席は400ぐらいあったらしい。比較的若い番号が貰えたよ」
雑感 §
「ヤマトークは壮絶だった」
「どのへんが?」
「出演者が良い。出渕裕さん、樋口真嗣さん、西井正典さん」
「それが?」
「樋口真嗣さんは大監督の上にかなりのほら吹きだから出渕さんとのトークが盛り上がる盛り上がる。で、西井正典さんはチーフメカニカルディレクターで、ヤマトのメカ作画を全部見てるから言っていることがいちいち深い」
「へー」
「こちらも指摘した第3話の凄いところをズバズバ言い当てていく」
「なるほど」
「その上、樋口さんも暴走して、話がどんどん脱線して妖星ゴラスに行ったり、次回上映予定の第三章を超えて第四章に行ったり」
「えー」
「第三章の構成はかなり説明してくれた。パーティーしてガス生命体が出てきて捕虜相当の話があって異次元空洞に落ちると。しかし、第三章の更に先にはどうも『ソナーをあげよ』とは別の潜宙艦が出てくるらしい」
「えー」
「だから異次元空洞は海のイメージなんだね」
「ひ~」
「それはさておき、ヒルデはキャラ設定が無く、コンテからそのまま忠実に作画したものであり、実質的に出渕キャラなのだそうだ」
「それってあり?」
ライブペインティングの感想 §
「まだ塗ってる!が続いて最終的に思いも寄らないヤマトになったよ」
「えー」
「壮絶だな」
ライブ模型製作の感想 §
「桜井さんはやはりプロだな。これだけの時間であれだけのものは作れない」
「まあ君はアマチュアだしね」
「となりにいたモデラーも実は相当な実力者。素人なので一緒に作ります的なムードを見せかけながら整理された部品を持ち込み、最後は的確にフィニッシュした」
「そこは良かったわけだね?」
「ヤマト2199コーナーの隅の見え難い場所に構えていた割にここが最も面白かった」
「そんなに?」
「加藤さんが目立つ場所で描いていたのと好対照」
ライブ §
「第二章EDを生で聞けたって?」
「メインステージで最後にあったライブの演目の1つがそれだった」
「ラッキーじゃないか」
「でも、他の歌が良かったかといえばそこはまた別」
「えー」
「音響が悪く音が割れがち、というのもあるが、そもそも曲の出来が悪かったり、歌手が下手だったりするケースまであって、いったい何が悪かったのか咄嗟に言えない場合まであったりする。そういう意味でヤマト2199の歌の水準は高いと認識させられたよ」
全般的な感想 §
「それで、総合的な君の感想は?」
「ともかくひたすら疲れた。力尽きた。真っ白に燃え尽きたぜ」
「それだけ?」
「自作の緑の宇宙戦艦ヤマトは、かなりの人に写真を撮られた。ネットや雑誌で、どこかでお目に掛かる機会があるかも知れない。しかし、キャラホビのヤマト2199ブースで艦底が緑、甲板が黒い模型のヤマトは自分が作って持ち込んだこれ1つしかないはずなので、まず間違いなく自分の作品だろう」

「それで君としてはどうするんだい?」
「1つ分かったことは、この塗り方はアマチュアしかできないこと。プロは設定をあまり崩せない。アマだから塗れる塗り方。ならばそのメリットを最大限に活かして、『アマの特権』を行使する遊びがあっても良かろうと思う」
「それはなに?」
「緑の宇宙戦艦ヤマトを1つのジャンルとして定着させたい」
「どうするの?」
「艦底を赤では無く緑に塗る宇宙戦艦ヤマト模型の写真を募集してみようかねえ」
「えーっ」
「何か手持ちのヤマトグッズあげるから作例写真を送ってくれよ、という感じで」
「ひ~」
「何か条件はあるのかい?」
「スケールや出自は問わない。宇宙戦艦ヤマトのキットを使用し、艦底を緑に塗る。どのような緑かは各自が自分で選んでよし。ちなみに、ゼンマイヤマトだろうとメカコレヤマトだろうと構わないぞ。1/1000ヤマト2199にこだわらなくていい」
「そもそもなぜ緑なんだよ」
「戦艦大和の艦底緑説をバックグラウンドとする。もし沈没したとき緑なら、再生したヤマトも緑かもしれない、と考えての緑だ」
「根拠はあるわけだね」
「甲板の黒も戦艦大和の甲板黒説によるものだ。ただしこの場合は甲板を黒にするかは各自の判断だ」
オマケ §
「ヤマトークで凄かったこと」
「それはなんだい」
「樋口さんも関係している現代美術館の特撮の展示。夏休みは混むから9月に見に行く、とみんな言っていたそうだ」
「9月の方が混みそうじゃ無いか」
「実は自分も9月に行く予定だった」
「ひ~」
オマケ2 §
「そうそう。ヤマトークで樋口さんが言っていた。恐竜と原始人と飛ぶ椅子も出したかったって」
「恐竜さんぱおーんかよ」
「コミックでは出ているからね」
オマケIII §
「ヤマト2199ブース外にメ号作戦参加艦艇全21隻という展示もあって壮絶だったな」
「えー」
「偶然見かけてびっくりした。ちなみに、むらさめはいないそうだ」
「なぜ?」
「それ以前の戦闘で失われているそうだ」
追記 §
「やれやれ。終わった終わった。そう思ってくじら軍曹さんのブログを見たら公式のTwitterに写真が貼られてるいるとか」
http://1239unnso.dreamlog.jp/archives/52252190.html
http://twitter.com/new_yamato_2199/status/239553048270237696/photo/1
「ひ~」
「こいつは気づかなかったな。一本取られた」
「現地でTwitter見てなかったの?」
「見てない。スマホの充電をミスって、電池がピンチだったから」
「何をミスったんだ」
「撮影にケーブルを外してあとからつないだとき、電気が来てないもう1本のケーブルを間違えて挿したんだよ」
「ひ~」
「まあピンチで無くても長丁場のイベントで電池の使い過ぎは厳禁だしな。それに現地にいるとみるものが多くて退屈しないし」
「見るもの?」
「本物の陸自がブースを構えて来ていたみたいだ。ソフトスキンの車両まで持ち込んで」
「いいのかよ、それで」