「1/1000 超巨大ドメラーズ3世模型が発売された。このサイズは空前絶後ではないか」
「ドメルの旗艦のドメラーズ3世なのだね?」
「3世の反対なのだ。そうだ、メカコレサイズ円盤旗艦付き」
「いや、それはドメラーズ3世のブリッジだから。オマケじゃないから」
「大ざっぱに感想を書くとこんなところか」
- でかい
- パーツ数が少ない。値段の割に組みたて時間は短い
- 結局お約束のガミラス艦のトゲが計26個もあって接着した。無くさないで付けられたけど、ちょっと不揃い
- 船体分割式・せめて完成品を箱に収めたいという希望は叶えられた (1/500ヤマトは入らなかった)
- AパーツとBパーツを結合すると抜くのが大変
- 箱は引き出し式だが、出して入れると持ち手に引っかかって中に入らない
- 分割すると箱に収納できるのは良いが突起パーツがあるのでうっかり変な入れ方をすると破損しかねない
- デカール、塗装をしていないレベルで組み上がっている
「それで最終的にどう仕上げたいんだ?」
「サイズが馬鹿にならないので、普段メカコレを塗っているような装備では対処できん。これを全部真っ赤に塗ってゼルグードにするとか、どれだけ手間が掛かるか予測も出来ない。工具からして見直しが必要になる。というわけで、今回はもう汚しを入れて細かい色でお化粧してそれでオシマイにしようかと思っている」
「ドメラーズは一歩も引かないのでは?」
「引かないけど前進もしない」
「ぎゃふん」
本当は §
「本当はね。F国の戦闘ヘリ『メラーズIII』に引っかけて複数のローターを上に付けた、ヘリ版ドメラーズを作ろうかと思ったけど、元ネタがみんな分からないはずなのでやめた。メカコレサイズの場合、ディープすぎるネタで遊んでも良いが、このサイズだとコストも手間も馬鹿にならない。分かって頂けない模型など作ってもしょうがない」
「しかし、後悔があるようだね」
「これに無数のローターを付けてヴェルヌのあほうどり号って感じだといいね」
「無数のローターを付けた船ってFINAL FANTASYの飛空艇じゃないの?」
「味噌汁で顔を洗って出直してこい」
「ひ~」
「小さなプロペラが一杯付いていて飛行する感じのドメラーズはそれなりに絵になった気がする。サイズが大きいからたくさんプロペラ付ける余地がある」
あるいは §
「他にアイデアは無いのかよ」
「合体戦艦化計画」
「まさか」
「プラン1、シュピーゲル風。AパーツとBパーツでブリッジを挟み込む」
「一応、AパーツとBパーツとブリッジに分割可能な構造だね」
「プラン2、某合体巨艦風。船体を輪切り4分割」
「ブリッジはロボになるんだね?」
「キャタピラも付きます」
「プランX、要塞艦風」
「なんだよそれ」
「甲板がひっくり返ると砲が出てくるの」
「もともと甲板に砲があるから意味ねえ!」
「全部手間の割にそれほど受けそうに無いから没だ」
追加 §
「ドメラーズの艦首、なんかシェーバーみたい……というわけで、巨大ひげ剃り化計画」
「却下」
追加2 §
「そういえば、巨大な船体パーツを見て、コスプレで使う剣だと言い張ったらどうかと思った。手で握るところを追加すれば……。1/1000ドメラーズ、1/1コスプレ用武器化計画」
「却下」
追加3 §
「持ち手のついたケースに入ったドメラーズのキット。そこで思った。アタッシュケースを開いてドメラーズを組みたててそれを構えて狙撃」
「狙撃銃ではありません」
「ドメラーズ3世改めドメラーズゴルゴ13世」
「ルパン十三世みたいな言い方をするな」
オマケ §
「実はビックリしたことが1つだけある」
「なんだよ」
「ルパン十三世だと思っていたら、ルパン三十三世(初出ではルパン十三世)らしいぞ」
「いつの間にか三十三世にされていた!」
「そこで思い付いた」
「ドメラーズ33世って言いたいんだろう」
「そうそうドメラーズを三十三間堂風に作って……」
「バキッ!」
「3分で終わるこの戦闘、俺が33分持たせてやる」
「それはドメラーズ33分探偵」
「ヤマトはこの5箇所にいずれかにワープアウトしてくる」
「はたしてそうでしょうか?」
「戦闘に気を取られている隙になんやかんやでユリーシャ様を奪取します」
「なんやかんやって何ですか?」
「なんやかんやは、なんやかんやです!」
「ゲールを呼んできました」
「ゼーリックを殺したのはおまえだ、ゲール!」
「最初からそう言ってますが」