Subject: 続・感想・映画「FURY」【ネタバレ注意】
Keyword: 【▲→トーノZERO→映画感想】
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名前: tentacos
本文:
初めましてこんにちは
自分もFURYを視聴し、感想サイトを巡っているところでここに出合いました
せっかくですから少し感想を書かせて頂きたいと思います
最期の戦闘、既述のように普通なら戦車を爆破破棄して撤退するはずです
予告編や視聴直後には車長の意地で戦う決意をしたのかと思っていましたが、
このページを読んでいてふとあれは「彼の計画的自殺、戦争に憂んでしまい生きることを諦めた結果」
だったのではないかと思えてきました「ここが俺の家だ」と拳を打ち付ける時の妙な
間、あの表情それに対しノーマンが怒るような素振りで同意したことはウォーダディーへの諦めへの怒りだったのではないのでしょうか?
最期の「すまなかった」の意味はそういう意味だったのかと「永遠の零」のラストが頭にあるからなのか、あまりに自分の救いの無い発想が悲しくなりますがそういう「戦争の恐ろしさ」もあるように思えています
「卓見だと思うぞ」
「どこがいいの?」
「実は最後の行動はいろいろな意味で無理がある。そもそも歩兵を随行しない戦車なんてダメダメなんだよ。最初から負けが見えている。事実として中盤の戦闘では歩兵と共同で戦っている。あくまで、戦いながらFURY号の中で死んでいくことが、最初から目的だったと言われても納得がいく」
「でもさ。そんなに戦車って弱いの? なら、どうして派遣されたの?」
「機動力があるから派遣されたのだろうが、拠点防衛に入っては弱い。機動性があるという特徴が封じられてしまうからだ。しかも、たった1両では死角が多い。戦車の視界は悪いのだ」
「そう思うと何が楽しいの?」
「FURY号の載って行う地獄巡りツアーの最終訪問地は、父親のように頼りになる上司の自滅だ。これも、一種の【父親殺し】の変形亜種バリエーションなのだろう」