2015年01月24日
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理想の戦艦大和としてのヤマト論

Written By: トーノZERO連絡先

「たまたまこれを見てハッとした」

室蘭艦砲射撃より

室蘭防衛隊隷下の第8独立警備隊[2]は15cmカノン砲などの重砲も有しており、港湾に接近する艦艇への抑止力として期待されていたが、艦隊は港口とは向きが異なる南東(登別方面沖)方向からの遠距離射撃を行っており無力であった。

「どこが?」

「敵の射程外からの遠距離射撃とは、本来なら日本海軍側がやろうとしていたことだ。そのための46センチ砲搭載の戦艦大和だ」

「でも、アメリカ海軍にやられちゃったわけだね」

「他に、大和も出し惜しみしないで、ガダルカナルを砲撃させれば……、という後悔があって『連合艦隊ついに勝つ』でやってしまうわけだが、それもアメリカは実践したことになる」

「最強戦艦を使っての地上目標への艦砲射撃ってことだね」

「では、なぜ日本海軍は同じことができなかったのだろうか。なぜアメリカ海軍ができたのだろうか」

「なんかいろいろ理由はありそうだけど」

「戦争の序盤中盤はともかく、終盤では大和は沖縄に行こうとした。でも行けなかった。アイオワは室蘭に行けた。この差はなんだ?」

「アメリカが優勢だから?」

「もっと具体的に言えば、制空権があったからだ」

「なるほど。でもそれとヤマトがどう関係するの?」

「だからさ。実際にはアイオワが理想の大和として活躍してしまったとしても、やはり大和を活躍させたいと思ってフィクションを考えたとき、いったいどのような大和であるべきか」

「制空権取ってくれる味方とワンセット?」

「そんな味方は既にいない。あくまで自力が前提」

「なら大和自身で制空権を確保するしかないよ」

「そうだっ! 宇宙戦艦ヤマトとはそういうコンテキストで見るとより良く分かる」

「えー」

「宇宙戦艦ヤマトとは制空権が自力で確保できる戦艦大和だったのだ」

「具体的には?」

  • 主要兵装が全て対空用ないし対空用に使える
  • ほとんどの兵装が上を付いている。敵機は上から来るから (下から来る潜水艦はあまり意識していない)
  • 戦闘機隊を搭載している
  • 自分自身が空を飛ぶ

「従って、航空機の暗喩である全ての敵艦に勝利するヤマトも、ガルマンウルフにだけは負けてしまう」

「そこかっ! そこがガルマンウルフの特異性か!」

「そうだな」

「さらばの潜宙艦は?」

「あれは、ヤマトとは直接戦ってない」

「仕留めたのは地球艦隊ってことだね」

「ソナー(と言う名の照明弾)をあげよ」

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