Subject: 『宇宙戦艦ヤマトとその時代』が売れない問題を検討する
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20150211094236
名前: トモネコ
本文:
「ヤマトとその時代」と「いま語るべきヤマト」の違い..
竹書房より「「いま語るべき宇宙戦艦ヤマト」という新書版の本が出版されています。
アマゾンの評が良いので天文ヤマトと一緒に購入したのですが、読んでいてこのような本ならトーノ様が出されても良いのにと血涙でした(>_<)
(もともとは同人誌の企画だったそうです)
私は『宇宙戦艦ヤマトとその時代』は当然購入済みですがこのブログの更新を毎日楽しみにしている方は購入して損は無いと思います!
キンドルで無くともパソコンでも購入して読めるようになったようですし..
トーノ様、竹書房に売り込みをかけてはいかがでしょうか(^_^;)
(いま語るべきヤマトがどのくらい売れたかは分かりませんが)
・追記・
売れないといっても「ゴーバリアン研究書」より売れているのでは(^_^;)
「竹書房は知らないが、おそらく以下の2つの理由によりこういう原稿は欲しがっていないだろう」
- 既に商品がある
- ヤマト商品の売り時はもう過ぎてしまった
「商品化には消極的だね」
「そんなことはないぞ。自分の原稿が欲しいという相手は常にWELCOMEだ。ただ、時期や相手を見ない企画はまず通らないからな。通りそうもない企画を持ちこんでもしょうがないと思うよ」
「結局、どこに問題があるわけ?」
「今の状況はヤマトイコールヤマト2199であるのに、今の自分はヤマト2199を語る気が一切無いってことだ」
「ヤマトは扱いたいわけだね?」
「当然だ」
「でも、ヤマト2199は扱いたくないわけだね?」
「そうだ。あれはかなり別物だ。沖縄出身の島とか、関西弁の太田などは、かなり突飛な『俺設定』でしかない。だからヤマトじゃないとは言わない。誰かのヤマトではあるのだろう。でも自分のヤマトではない」
「つまりなんだい?」
「自分のヤマトを語りたいわけではなく、ありのままのヤマトを知りたいわけだ」
「それは、彗星帝国の潜空艦を見て『潜空艦を名乗りながら亜空間に潜ることすらしないとはけしからん』と怒るのではなく、『潜空艦』そのものを見つめたいってことだね」
「まあ、小説になると自分の俺ヤマトが入ってくるわけだが、その前にヤマトを見つめるという手順が入る。実はそれが最も重要」
「でも、コアなファンが方舟に熱狂している今、君は完全に流れから外れてしまったわけだね?」
「そうさ。今の自分に商品価値はない」
「いや、君にこそ価値があると言われたら?」
「そういう人がいれば喜んで協力するさ」
「結局結論はなんだい?」
「どこの出版社がヤマトの原稿を欲しがっているか事前には分からないからね。仮にその情報があって、かつ、ヤマトが売れそうな未来が予測できるときなら、いくらでも企画は持って行けるが、思惑がすれ違って企画が成立しない可能性も高い」
「ひ~」
「たとえば、【ヤマト2199の萌えキャラの萌え萌え原稿書いてください。本の9割はそれで行きましょう……】って言われたら相手を射殺して帰ってくる」
「でもさ。今の流れだとその可能性が高そうだよ」
「だから、ヤマト2199の相手はしたくないんだ」
「納得した」
だって編集者が死んじゃう §
「たとえば、ヤマト2199の萌えキャラの萌え萌え原稿書いてください。本の9割はそれで行きましょう……って言われたら相手を射殺して帰ってくる」
「古代が9割って言われたらどうする? やはり相手を射殺する?」
「そんなことはしなないよ」
「なんで?」
「さすがに古代だけで9割が多いけれど、古代ファンの女性に殺されるから古代は否定できないよ」
「ぎゃふん」
「でもさ。昔はけっこういた島ファンはどこに行ったんだろう」
「テレサと結ばれて人気ががた落ちとか?」
だって編集者が死んじゃう2 §
「古代が10割って言われたらどうする? やはり相手を射殺する?」
「やるっ!」
「なんで?」
「いいじゃん、かっこいいのかずっこけてるのか分からない古代なら本になる!」
「でも、2199の古代はあまりずっこけないよ」
「そうだな。面白い古代は圧倒的に昭和古代。でも、娘から文句言われる中年古代も捨てがたい」
「君がそれほど古代好きとは知らなかった」
「そんなことはないよ。むしろ、好きじゃなかった」
「じゃあ、なんで歓迎するんだよ」
「そりゃもう、子供の頃に嫌ったポイントと、今面白いと思うポイントが同じだからさ」
「ぎゃふん」