2015年03月16日
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続・感想・徳川彦左衛門と徳川埋蔵金の謎とゲール東京に現る ~ トーキョーゲール ~

Written By: トーノZERO連絡先

Subject: 感想・徳川彦左衛門と徳川埋蔵金の謎 ~推理サイボーグ真田志郎の事件簿4~【第一稿】

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20150121091402

名前: トモネコ

本文:

埋蔵金といえば..

本題の徳川埋蔵金についてですが

「埋蔵金になる資金が残されていれば..○○の筈だ」という作中の真田さんの意見は私も以前より思っていて胸のつかえが取れました!

しかし埋蔵金探しのTV番組は大好きでした(^_^;)

http://nicogame.info/watch/sm1421004

(TBSの徳川埋蔵金発掘プロジェクトです)

望月建設のユニフォーム、ヘルメットがデザインされた物に変わり、重機もどんどん立派に(^_^;)

重機の巨大穴掘りを視るのは楽しみでした。

・追記・

5%でも嬉しいです(^_^;)

それではまた。

「トモネコさん、感想をありがとう」

「徳川埋蔵金番組は好き?」

「あまり見ていないが、面白いことは理解しているよ」

「面白いと思っているのに見ていないとは、なんで見ていないの?」

「たぶん。アニメが忙しかった時期。アニメを見るだけで時間が消えた」

「なんてこった」

「でも、今にして思えばかなり無駄な時間だった」

「ひ~」

というわけで §

「そういうわけで、あまり引っ張ることもできないので、そろそろ【ゲール東京に現る ~ トーキョーゲール ~】を書き始めようか」

「面白い話が書けるのかよ」

「そのはずだ」

「執筆状況は?」

「内容の軸が決まった。そして、暫定だがプロローグとエピローグは書けた。プロローグだけ掲載しておこう」

ゲール東京に現る ~ トーキョーゲール ~ プロローグ【暫定版】 §

 彼は目覚めた。

 彼は死んだはずだった。

 しかし、どういうわけか死なずに済んだらしい。

 彼は身体を起こした。

 見知らぬ場所だった。

 当然だった。彼が死んだのは宇宙空間だ。彼が乗っていた宇宙船は爆発して果てた。同じ場所にいたら、既に死んでいて当然だ。

 彼は辺りを見回した。

 原始的な大都市だ。

 ピンク色の肌の男女がせわしげに歩き回っていた。

 彼は手に持った翻訳機を動作させた。

 急に意味不明の異国の言語が理解可能になった。

 しかし、それで状況が飲み込めたわけではない。

 言葉の意味が分かっただけで、語られる内容まで分かったわけではないのだ。

 彼は慌てて手近な人間を捕まえて質問した。

 「ここはどこだ」

 「深川だよ」

 「フカガワという都市なのか?」

 「深川は都市って感じではないよね。都市って言うならもっと東京の都心に行かないと」

 「トシン? それが都市の名前か?」

 「トシンは都会の中心のこと。東京が名前だよ」

 「そうか。トーキョー。それがここの名前か」

 彼は翻訳機を辞書モードに切り替えて質問した。

 「トーキョーはどこの惑星だ。すぐに調べろ」

 翻訳機は答えた。

 「地球上の都市です。デスラー紀元102年に地上の都市は完全に消滅。地下にシェルター都市が残存していますが、存続は時間の問題とされます」

 「馬鹿な。今ここに見える都市には、地上に都市があるではないか」

 「当翻訳機のデータはデスラー紀元103年現在となっております。その後復興されたとすればデータと食い違っている場合もあります」

 「今は何年だ」

 彼は慌てて年号を確定できそうな方法を探した。

 また手近な人を捕まえて質問した。

 「今はデスラー紀元何年だ」

 「デスラー紀元、なんだそれは?」

 彼は反省した。

 野蛮人はデスラー紀元を知らないかもしれない。

 だが、翻訳機の年号変換機能を使えば現地の暦との相互変換ができる。

 「おまえ達が使っている暦で良い。今年は何年だ?」

 「今年は2015年に決まってるじゃないか」

 相手はそのまま行ってしまった。

 彼はすぐに翻訳機の命じた。

 「地球の暦をデスラー紀元に換算。2015年はデスラー紀元何年だ?」

 「換算不能。地球の西暦2015年の時点で、まだデスラー紀元は開始されておりません。デスラー紀元1年よりも手前になります。先帝の暦で再計算しますか?」

 「それはいい。私が宇宙船の爆発に巻き込まれたのはこの星の暦で言うと何年だ?」

 「西暦2200年となります」

 「馬鹿な、200年近く過去に飛ばされたというのか!」

 彼は絶句して黙りこんだ。

 そして空を見上げた。

 彼はどうして良いか分からなかった。

 親切な食堂の店主が、深川めしを彼におごるのはまだ三日後の話だった。

【第1章に続く】

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