Subject: SBヤマトと実写問題はもう飽きた
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20150625081018
名前: まもる
本文:
昔の映画が映画館上映の一発勝負。現在は上映後のBDやDVDの視聴を考慮した作品作りという切り口もあったりしると思わなくもないです。
でも、まあ、SBヤマトを良作とするか否かは、個人の見解なんですね。
私のように、徹底的にヤマト!なんて人間は、むしろフラットな識別眼をもっていないのかもしれないのかな。
怪獣映画のくだりは判断できませんが…
「ああ、確かに昔の映画は一発勝負ですね。実はあまり凄いことは言ってない映画が多いです。映画1本の価値がずっと軽い」
「今は?」
「繰り返し見ても楽しめる要素を入れてくるから、ちょっと毛色が違ってきていると思うよ」
「たとえば?」
「ヤマト1977って、テレビシリーズの再編集版だけど、それだけではなく、ストーリーの単純化もかなり進行している。あまり複雑なことは言ってないのだ」
「じゃあ、その後は?」
「ビデオ発売が前提になる完結編あたりになると、繰り返し見てやっと見えてくるディティールが増えてくる」
「映画の評価は?」
「全ての映画は見る人次第。どれほど技術的に欠陥が多くても好きな人はいる」
「たとえ、技術的な欠陥ってなに?」
「回収できていない伏線が多いとか、本筋に関係ない話が長すぎるとか、登場人物が無駄に多いとか、最初に提示した主題を回収していないとか、そもそも話が終わっていないとか、いろいろあるよ」
「他には?」
「予算が掛かっているから切りたくないが、実は映画としては無くても良いシーンが長いとかね」
「それは……」
「ダメな怪獣映画はどこがダメかといえば、最初に提示した人間の主人公が終盤置き去りにされて怪獣の格闘の映像だけが延々と流れる。人間主人公に感情移入して見てしまうと、終盤に見どころが無くなってしまう」
「でも好きな人はいるのだね?」
「いるよ。前半のドラマなど無くても良いゴミだと思っていれば関係ない」
「ウルトラファイトでいいわけだね」
ヤマト的に言うと §
「毎回ルーチンワーク的に入る戦闘シーンが単調と言えば単調。でもね、ヤマト1974の場合、ルーチンワーク的に毎回戦闘が入るわけでは無いので、そこは単調にならず良かった」
「あえて、ヤマトを推す理由がそこにあるわけだね」
「もっとも、ガンダムで毎回無駄に戦闘する理由も良く分かるのだがね」
「それはなに?」
「スポンサーの望みだ」
「だから、TVシリーズでガンダムが戦っていたエピソードでも、劇場版ではガンダムの出番が減るわけだね」