「ともかく面白かった。映像も良かった。スターウォーズ7本目の映画と言っても良いだろう」
「ローポリという話らしいけど?」
「ローポリでも、カメラが良いし、質感も良い。光も良い。凄くセンスが良いよ。優秀な人間がやればローポリでもいくらでも良い映像が作れる。むしろ、手間を掛けてもここまでしか行けない……という映像の方が恥ずかしい」
「つまりなんだい?」
「これ2008年の公開なのだよ。ヤマト復活篇の前年なのだよ」
「つまりなんだい?」
「全ての21世紀ヤマトは、これの後になるのだ」
「だから?」
「ヤマト復活篇の映像が破格に優れているのは、こういう映画と戦う以上はそれだけのレベルが必要だったからだ」
「なるほど」
「でもSBヤマトは努力賞で、ヤマト2199はけっこう【うーん】というレベルに留まった」
「君の苦悩は良く分かったよ」
「自分が見るべき本当のミッシングリンクはスターウォーズの2から3に掛けての期間。クローン戦争あたりの話であった。それを見てしまうと、世界の解釈が一変してしまった感じだよ」
「じゃあ、今現在君が好きなスターウォーズのベスト3は?」
- スターウォーズ3
- クローンウォーズ
- スターウォーズ2
「こんな順位かな」
余談 §
「しかし、一見変に見えるSWの兵器も、じっくり見るといちいち理にかなっているのが分かって面白い。この映画の序盤は特に砲兵が大活躍。筋が通っている」
「それが見応えなんだね」
「でも、ジャバ・ザ・ハットの子供も可愛かったぞ」