「ヤマトの新作の企画を考えたぞ」
「どんな企画?」
「大倉監督で、駆逐艦妖精雪風」
「却下」
「えー。あらすじはね」
「深井ウォーリアス零とかいう主人公が正体不明の異星人と戦うんだろう?」
「なぜ分かった」
「おまえの考えぐらいお見通しじゃ」
「じゃあ、加戸監督で光とオルタのプログラム」
「却下」
「じゃあ、VOID。主人公の名前はドクターバン。謎の女性がヒロインで。他には片目のハーロックモドキとトラック運転手の女性が出てきて、機械生命体の謎を追うのだ」
「却下」
「じゃあ、何なら良いんだよ」
「もうちょっと大倉さんからも加戸さんからも離れなさい」
「じゃあ、おジャ魔女は囁く……とか」
「却下」
「じゃあ、【鳥乙女ナスカ、行くよ】ってことで」
「ナスカは空母でしょ」
オマケ §
「やっぱり、駆逐艦妖精雪風は良いと思うのだがなあ」
「雪風はとても地球に戻れる状態ではなかったが、実は妖精さんが直してくれたので本当なら地球に戻れたはずだ……とか」
「どこに乗ってるんだよ、妖精さんがよぉ」
オマケ2 §
「いいかよくきけ。我々の敵はジャムだ」
「ガミラスじゃないんで?」
「違う。燃料タンクの小さな雪風は行動半径も小さい、乗組員がジャムばかりなめて太るとそれだけで燃料不足になる。冥王星からも帰還できない。全員ダイエットだ!」
「ひ~」
オマケIII §
「兄さんのだ。兄さんのジャムだ!」
「なぜ分かる」
「だってほら、ここに【進へ。勝手に食ったら殺す】って殴り書きが」
オマケ2199 §
「大変です。亜空間ゲートから大量のジャムが攻めてきました」
「スーパーシルフで反撃だ」
「ありません」
「じゃ、スーパーファルフで」
「俺達のファルコンに変な名前付けないで下さい」