「最近、ACE COMBAT INFINITYをプレイしていて気付いたことがある」
「それはなんだい?」
「かつて配布されたヤマト2199の航空隊エンブレムを未だに使用している人が、けっこう存在する。かなり良く見る。同じチームにヤマトエンブレムを使用している人がいることもけっこう多い」
「君も使っているんだろう?」
「いや、使わない場合もある。ジョリーロジャースのF-14Dならアメリカの国籍マークを付けるし、F-35のXAGM装備の場合はラーズグリーズのエンブレムを付けている。でもチャレンジアタッカーの場合はヤマト2199のMEDICエンブレムを付けている」
「じゃあ、いったい何が問題なんだい?」
「うん。そこだ。比較的長く使用されているというのは、エンブレムとして良く出来ている証拠だと思う。違和感も少ない。つまり、珍しくヤマト2199が良い成果をのこしたことになる」
「ならばいいじゃないか」
「いや、問題はその先だ」
「えっ? 良く出来て違和感が無いのだろう? いったい何が問題なんだい?」
「航空隊のエンブレムらしすぎるのだよ」
「えっ?」
「だからさ、FALCONとだけ書いたコスモファルコン隊のエンブレムは、別に架空のF-16部隊のエンブレムと解釈しても解釈できてしまうのだ」
「えー」
「MEDICエンブレムだって、別にヤマトと解釈しないならそれでも解釈できてしまう」
「な、なるほど……」
「実は、ヤマト2199の航空隊エンブレムは、実在の航空隊っぽさは濃いのだが、ヤマトらしさが希薄じゃないかと思う。つまり、ヤマト的には別に無くても同じエンブレムではないか」
「かなり屈折しているな……」