おたよりの内容は2通のメールだったため。それを再編集して1つにまとめさせて頂きました。編集の文責は私の方にあります。
「多怪土・伝」を取りあえず二回、読み終わりました。
とても面白かったです。
初めは、私個人的には読み進みにくかったのですが、人物表を作り一読目は細かい事に拘らずに読み終え、次にネットで少し調べ(作中でも調べろとの台詞がありました)再読しましたが、今度は小一時間で読み終えました。
http://blog.goo.ne.jp/ckawai/e/c154ab2bc85cba9b17c95a26684848a3
このブログの写真で非常にイメージしやすくなりました。また、蛇場美遺跡で検索で川俣様の過去の記事も見つかりました。
先にも伝えましたが、私は「おもいでエマノン」の小説と漫画版が大好きなので「アヤカシ」の件はとても理解しやすく、共感しました。また人の数だけの真実は黒澤映画の「羅生門」で馴染みがあるので共感でした。
一番好きな所は蛇場美の二つの選択の正解が「第三の選択」だった点です。
「アヤカシ」・「じゃばみ」等の言葉の響きも好きです。
ぜひ、シリーズ化を希望します!
次は「二子玉川・殺人事件」などどうでしょうか?
面白い作品をありがとうございましたm(__)m
稚拙ながら、宣伝コピーを考えさせて貰いました。
- 少し「不思議」で、少し「学べ」て、少し「卑猥」で少し「「怖く」て、少し「悩む」、そんな中編・小説です。
- でも、楽しみは「少し」ではありません!
- 楽しみ「山盛り」、【多怪土妖伝】、たったの200円!
- コスパ良し!
どうでしょうか(^_^;)
トモネコさん。お読み頂きありがとう。
安いので皆さんもどうぞ。
とりあえず、この小説に土地勘は一切必要ありません。
蛇場美遺跡が出てくるのは、単に登場人物の蛇場美と同じ名前を持っているからです。玉子さんなら二子玉川だったかもしれません。北海道に住んでいようと、九州に住んでいようと、読むのに問題は無いはずです。誰もアトランティスに行ったことはありませんが、アトランティスの冒険物語は誰もが読めます。それと同じことです。
その点で、この小説に出てくる高井戸は、実は実在の土地ではなく、【実在する高井戸の記号性を受け付いた架空の土地】と思って頂く方が良いでしょう。実際、100%実際の高井戸には沿っていません。
むしろ、ここは表現テクニックの問題で、フィクションの要請で創作された架空の土地を補強するために、実在の土地の記号性を持ちこんだだけとも言えます。つまり、架空の土地を補強する要素だけが選択的に利用されているだけで、それに該当しない要素は一切作中に含まれていません。
ですから、この小説を読むために予備知識は一切必要ありません。
過剰な【お勉強】を要求する余計な情報も含まれていません。
むしろ、知識を要求する小説とか、予習が必要だと思われることは、著者としての敗北ですね。おまえは無能な小説書きだと言われたのと同じです。
そう言われないために、必要な情報は全て作中で説明しています。
予習は必要ありません。
登場人物一覧も必要ありません。
気楽に読めますので、皆さんも、どうぞ【多怪土妖伝】をよろしく。