「日曜の朝は更新がない見込みだ。予告しておく」
「お外にいるわけだね」
「しかし、それはそれとして、ヤマト模型に限っても作ったことを忘れている模型がかなり多いことに気付いて愕然とした」
「なぜ忘れるの?」
「数が多いから、結果として印象に残らなかった模型は印象に残らない。目に入らないと、いつか忘れる」
「結局なに?」
「プラモは作らないと分からないから作るが、作ってしまって【こんなものか】と分かってしまうともう興味が持続できない」
「その結果、作ったことすら忘れる模型が積み上がるわけだね」
「しかも、いくつか作ると類推で他の模型を作らずとも推定可能になってしまう」
「夢が弾けるわけだね」
そして §
「夢が弾けたらどうなるんだ?」
「その設問は逆で、実は夢が弾ける前に完成するかどうかが問題。完成さえしていれば、それなりの成果にもなるし、他人にも譲れるのだ」
「中途半端が一番良くないのだね」
「そうだ。作りかけで後悔を残すと捨てられなくなり邪魔になる」
「捨てるのもいやだが、続きを作る意欲もない状態だね」
「未練だけが残る。それが最悪」
「では夢は弾けた方がいいの?」
「物語には終わりが必要だ。上手に終わらせてこそ、その次の展開があるってものだ。終わらせ方に失敗すると、ズルズルと引きずられて辛いぞ」