トーノ様、お疲れ様です。
【宇宙水爆戦】のネタをお取り上げ頂きありがとうございます。
今度は【宇宙大戦争】と【妖星ゴラス】に見る遊星爆弾のイメージについて、報告させて下さい。
【宇宙大戦争】には宇宙人ナタールが地球攻撃に使用する宇宙魚雷と呼ばれている兵器が登場するのですが、これが【水爆戦】の誘導隕石に近いイメージです。
【大戦争】ではこれが地球の都市に落下して大きな被害を出しているのですが、まさにヤマトの遊星爆弾のイメージです。
また、遊星爆弾自体のイメージは【妖星ゴラス】に近いように思います。宇宙魚雷は似ていますが、形が球でなくラグビーボールのように両端が尖っています。
・まとめ
ヤマトの遊星爆弾は【水爆戦】・1955年、【大戦争】・1959年【ゴラス】・1962年の色々な部分を引用して出来上がった設定だと思います。
また、松本氏の【水爆戦】についての感想は【SFメモリアル傑作集・保存版・松本零士】双葉社、昭和53年刊で語られています。(トーノ様もお持ちの本だと思います)
「まあ、よくある話だねえ。元ネタを探っていくと、似たような先行するイメージがいろいろ出てくる」
「先行する文化を何も知らないオタク達は暢気に【XXというアニメから始まった】などというが、そんなことはないわけだね」
「怪盗ジバコからどれだけルパン三世が影響を受けているか。きっと誰も分かってない」
「先行する映画に、後年のアニメのイメージを見て驚くこともけっこうあるわけだね」
「そうそう。だからさ。古い映画を見るのは面白いよ」
「新作よりも?」
「そう」
「具体的に古い映画が面白いポイントは?」
- 古いからつまらないという理由はない
- 時間を掛けて淘汰されているので外れが少ない
- 既に失われた光景がフィルムに残っていて、背景に郷土史的な発見も多い
- 有名アニメに影響を与えたと思われる様々な要素を発見できることもある
「それは事実なのかい?」
「あくまで個人的な体感で言えば、近作で外れを引く方が多い。近作は、長さが長いことが多く、しかも見始めてすぐ飽きちゃうことが多い。けっこう時間の無駄になるので悲しい」
「120分を超えた映画は外れが多いってことだね」
「120分に近い映画も多いよ。昔の映画は90分前後である場合も多い。これは120分を超えると外れを引く確率が上がるという経験則とは別の話。古い映画でもやはり120分を超えると外れが多い」
「でもさ。最近見始めた駅前シリーズも古いけど趣味に合わないんだろう?」
「そう。駅前と言う割に鉄道があまり関係しないし。でもさ、少ない鉄道シーンは燃えるよ。駅前弁当の静岡駅に停車する最新鋭の153系とかね。サロ153-201」
「いや。それはみんな分からないから」
「寿司を売ってなくてもスシとはこれいかに」
「だからみんな分からないって」
「電車じゃないのにパンタが乗ってるとはいったいどういうことカニ?」
「いい加減しなさい。バキッ!!☆/(x_x)」