「今日は臨時の外出予定が入ってなあ。じゃあついでに川崎市市民ミュージアム・描く!マンガ展に寄ってくるかと思ったのだがね」
「まさか番狂わせが?」
「実は図録の売り切れが近いという情報がTwitterにあってな。慌てて直行した。武蔵小杉の駅から歩こうかと思ったが、バスに乗ったよ」
「それから?」
「物販コーナーに直行して図録を買ったよ」
「それからどうしたの?」
「帰りは歩こうと決めていていたので、別経路で歩いたところ地図上に気になる川があってな」
「用も無いのに川は見に行くのが君だね」
「そうだ」
「見た価値はあった?」
「あったあった。これは二ヶ領用水だったのだ」
「へー」
「で、そこからは南武線の武蔵中原の方が近いと分かってそこまで歩いてきた」
「感想は?」
「水路跡と屋敷神の山。興奮ものだね」
「そもそも描く!マンガ展の感想は?」
「良かったよ。古いものも新しいものもバランス良く並んでいて」
「図録は?」
「これからじっくり見る」
オマケ §
「そもそも、なぜ描く!マンガ展を見ようと思ったの?」
「むかし、テヅカイズデッドという本があってな。マンガ通のマニアが無意識的にワンピースやガンガン系のマンガをマンガから除外しているという話を書いていた。これを読んで、アニメファンを自称する者がある種のアニメを無意識的に除外している現象に頭を悩ませていたおいらは、同じようなことを感じた人がいるとだと感心したのだよ」
「何の関係があるんだよ」
「これはテヅカイズデッドの著者の伊藤剛の手がけた展示だからだよ」