「加藤三郎と加藤四郎は顔がほとんど同じで、声優もほぼ同じ。それにも関わらずずっと見ているうちに違いが見えてきた」
「それは、加藤三郎は古代達と同格だけど、加藤四郎は年下ってことかい?」
「そうじゃない」
「じゃあどういうこと?」
「加藤三郎は、確かにスマートな二枚目キャラではあるのだが、割とおちゃらけている砕けたところがあって、二枚目半という感じかな。それをスマートに流せるオシャレさがある」
「それで?」
「ところが、加藤四郎の方は割と堅物で、落ち着いていて大人っぽい」
「ふむふむ」
「だから、加藤三郎はギャグもこなせる二枚目なのだが、加藤四郎の方はもっと生真面目な大人の二枚目」
「ちょっとまて。そうすると二人並べると弟の方が大人っぽく見えるのか?」
「そうだと思うよ」
「ってことは、都市帝国戦の冗談のような突入戦に付き合って死ねるのは加藤三郎のキャラゆえで、加藤四郎だともっと生真面目に対応するのかもしれないわけだね」
「そう。だから、コスモタイガーの回転銃座で最後まで機体を守った情に厚いノリが三郎で、沖田艦長が残っておられるぞ!って叫ぶ生真面目さが四郎」
「じゃあ、あれが三郎だったら?」
「たぶん、強引にヤマトに引き返して沖田を連れ出そうとするだろう」