「元旦だし、2017年の宇宙戦艦ヤマトを予測しよう」
「ヤマト2202だね?」
「いいや」
「えー」
「むしろ、ヤマト2199だ」
「どういう意味だよ」
「ヤマト2199が明らかにしてしまったのは、宇宙戦艦ヤマトという作品が持つ解釈の多様性だ」
「具体的には?」
「もはや旧作のことなど頭にないファンからヤマト2199に猛反発したファンまで非常に多様だ。ではヤマト2199が取りこぼした要素とは何か。そのあたりの検証が本格化するのが2017年ではないか」
「じゃあヤマト2202はどうでもいいわけ?」
「ヤマト2202も、ヤマト2199の検証の一環と位置づけられる」
「何を継承して、何を付け加えるかで、誰かが考えたヤマト2199が取りこぼした要素が何か分かるわけだね」
「そういうことだが、それとは別にいろいろな動きがあるものと思う」
オマケ §
「大晦日の朝日新聞にはヤマト2202の宣伝が1ページ載った」
「それで?」
「元旦の日経にはアニメ100年史の年表があり、小さいながらも旧作ヤマトの絵が掲載された。21世紀ヤマトには言及無し」
「君の感想は?」
「日経の方が良かった」
「その理由は?」
「スターシャの顔かな。2202は暗くて堅くてタイトルに文字が多すぎて冗長で、しかも読みにくい」
オマケ2 §
「で、ぶっちゃけヤマト2202は期待してるのかよ」
「見てないアニメを論評する超能力の持ち合わせはない。肯定も否定も何も無いよ」
「いつもの答えだ」
「でも、真田がぶっこきおろした駄作艦アンドロメダが12隻に増えるのだけは勘弁な。あれは萎える」
「世間はアンドロメダかっこいい、アンドロメダ大好き、アンドロメダどんと来いの意見ばかりじゃないか。君の考えはおかしいよ」
「おいらは異端だ。それでいい」