「成田図書館でやっとレイル94を見ることができて、D51 200テンダーの謎を読むことができた」
「感想はどうだい?」
「圧倒された。何しろ、テンダー機関車の炭水車など、どうせワンセットで永久連結されたオマケぐらいに思っていたらそんなことはない。単体で型番があり、本来の炭水車以外と連結している機関車も多くあることが分かった」
「8-20とか8-20Aとか8-20Bとか10-20に目覚めてしまったわけだね」
「そうだ」
「それで目覚めてどうしたんだ?」
「実は、成田図書館からの帰りにある成田の交通公園にD51 254が静態保存されている。それを見に行ったよ」
「なぜ見に行ったの?」
「理屈の上ではどんなテンダーが付いているか推定可能だが、いろいろ入れ替えがあるから本当に何が付いているのかは見てみないと分からないと思ってね」
「それでどうだった?」
「テンダーのナンバーが無かった。末尾のD51 254のプレートの下は真っ黒」
「えー」
「というわけで、交通公園に保存されているD51 254に連結しているテンダーがどのタイプなのか分からなかった」
「形状から調べろよ」
「詳細資料をコピーしてこなかったので、判定不能だ」
「ダメじゃん」
オマケ §
「このページ(保存D51254)を見ると、【D51254に見られる他機の刻印】とあって、D51254以外のパーツが使ってある箇所があるようだ。これは参った。昔から交通公園に置いてあるD51としてスルーしていたが無視してはならなかった」
「見どころはいくらでもあるわけだね」
「それに、屋外展示機としては割と程度の良い方だと思う。丁寧に維持されているよ。どうやら、国鉄からの借り物らしい」
教訓 §
比較的近所の交通公園を笑う者は、比較的近所の交通公園に泣く。
昔の写真 §
「1998年に梅小路に行って、SLスチーム号を牽引するD51 200を見てきた。その時の写真でテンダーの型番が分かるかと思ったが、そこまで撮影する時間はなかったようでそれが見える写真は無かった」
「これが精いっぱいってことだね」
「この時はもう夕方で時間いっぱい。すぐ暗くなってしまったからな」
オマケ §
「成田図書館でレイル94を見てD51のテンダーに関する写真や図面をたっぷり見てから、成田の交通公園でD51 254の現物を見る。完璧なD51コンボだ」
「成田詣では終わらないわけだね」