2017年06月01日
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今改めて注目する熱血小説宇宙戦艦ヤマト

Written By: トーノZERO連絡先

「矢野徹、新世界遊撃隊には昭和遊撃隊(少年倶楽部)が元ネタとしてあるという」

「それで?」

「熱血小説宇宙戦艦ヤマトに新があっても良いような気がしてきた」

「なぜ?」

「ヤマト2199以降のヤマトに欠落していて物足りないという要素がたっぷり詰まっていることを発見したからだ」

「仮称新熱血小説宇宙戦艦ヤマトを書くとして、内容はどんな感じになるのだ?」

「具体的にはまだ何も決まっていない。そもそも宇宙戦艦ヤマトというタイトルになるのか、そういう宇宙戦艦が登場するのかもはっきりしない」

「漠然としていても良いから方針を示してくれ」

「そうだな。少年倶楽部的なノリと現代的な世界観のミックスになるだろう。明らかな科学技術的な描写の間違いも肯定はできない。そもそも、熱血小説と同じような内容なら改めて書く必要はない」

「じゃあキーワードは?」

「決まっている。熱血だ」

「それは重要?」

「そうだな。ヤマト2199なんて、地球人類が滅びる危機なのにやけに冷めた人間ばかりが揃っていて、我を忘れるのは惚れた女が掠われたときだけってのは明らかに熱血が足りない」

「やはり、将棋の【まった】で殴り合うぐらいの熱血は必要だってことだね」

「ちなみに、ヤマト2199では華麗に無かったことにされたオクトパス星団は熱血小説にちゃんとある。将棋は指してないが喧嘩はしてる」

オマケ §

「あとは下品。実は熱血小説は敵も味方もかなり下品」

「アニメなら総統に穴におとされちゃうぐらい下品ってことだね」

「熱血小説だと総統も下品。でも、下品というのは人間味があるってことだ」

「ヤマト2199に足りないのも下品さだってことだね」

「まあ、熱血小説の登場人物は頭が足りないという面もあるがな」

「えー」

「でも、それも人間味」

「ぎゃふん」

オマケ2 §

「そんなことをしていると、ますます浮くぞ」

「分かった。浮かぶ飛行島にも新が欲しいのだな?」

「言ってないって」

「新のらくろ。冒険新吉。敵中横断母を訪ねて三百里」

オマケIII §

「浮かぶ宇宙島。ガミラスの宇宙要塞に行って手足を置いてくる話だな」

「既に構想が……」

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