「作業しながらブルーレイでヤマト1974の第11話から第13~14話ぐらいまで再生したのだがね。その時に思ったことがある」
「それはなんだい?」
「キャラクターの感情の変化と表現と演出意図を全部説明できる。非常に良く出来ている」
「それで?」
「でも、ヤマト2199や2202のかなりの割合は説明できない」
「そこが君から見た差なのだね」
「そう。たとえば、デスラー機雷の時にアナライザーはかなり生意気なことを言って真田は手を焼いている。酔って真田の命令に逆らうアナライザーなど、ヤマト2199には見られない要素だろうな」
「それにどんな意味があるの?」
「1974年当時の子供、若者はいつも下克上を狙っていた。だから、アナライザーだって逆らう」
「今とは違うわけだね」
「そうだな。今の若者は他愛ないグッズを買うために炎天下コミケの企業ブースに黙々と並ぶ。命令に従うのは当たり前なんだよ。下克上などあり得ない」
「そこが決定的な差なのだね?」
「そうだね。ヤマト1974は格上の相手に下克上しに行った。ヤマト2199はこっちが格上であることを分からせに行った」
オマケ §
「でも、自力で波動エンジン作れなかった地球がガミラス相手に格上とは」
「それを言っちゃおしまいよ」