「2回ぐらい見に行くのを失敗したが、やっと瀬田交差点を見ることに成功した」
「なぜ瀬田交差点が見たかったの?」
「都道14号線研究で浮上したのは都道と国道の差は何かだ。そこで、割と雰囲気的に区道と都道と国道を見分けられるようになってきた」
「それで?」
「そこで発見したのが、環八の瀬田交差点から第3京浜の分岐点までは国道466と都道311の併用区間であると言うこと」
「区道でも都道でも国道でもない都道と国道の併用区間だね」
「しかも現地を見て帰ってから調べると別のことも分かった」
「それはなんだい?」
「都道427号線は瀬田交差点が起点。ということは、この道路の瀬田交差点から先は都道ではない。もちろん国道でもない。おそらく区道なんだ」
「まさか」
「そう。ここは区道、都道、国道、都道と国道の併用区間の全てが結集する混乱の極地だったのだ」
「えー」
「分かったことを簡単にまとめよう」
- 都道247号線はちゃんと見てこなかったが、おそらく普通の都道である
- 都道311号線は普通の都道である
- 国道246号線は普通の国道である
- 都道と国道の併用区間は都道の特徴と国道の特徴が入り交じった何とも奇妙な道である
- 都道と国道の併用区間は都道表記と国道表記が入り交じっている
- 国道にのみ見出せるカラーの番号表記(上記写真)によれば、同じ環八でも瀬田交差点から北は都道311号だが、南は国道466である (ただし、厳密には南は併用区間である)
- 都道427とその延長部の地下には東急田園都市線が通っている。つまり、この混乱交差点の地下には鉄道まで走っている
- 東急田園都市線が地下にある区道区間は割と規模が大きく、歩道に柵が付いている
- 区道、都道、国道は歩道の柵の形が違うので区別できる
- 都道と国道の併用区間の柵は都道型であった
「結局ポイントはなんだい?」
「併用区間内は、国道の基準で設置された案内は国道表記、都道の基準で設置された案内は都道表記になっているのだと思う」
「それで表記の混乱が見られるわけだね」
結論 §
「今日の結論は?」
「区道と都道と国道の違いを意識的に見分けられるようになると、道路を見るのは楽しい」
「古道で無くても?」
「そうだ」
「それだけ?」
「瀬田交差点は面白い」