2017年09月26日
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続・モーションコミックの悪夢再び

Written By: トーノZERO連絡先

「もしかしたら、知識量で殴り倒すタイプの主人公を描ける人は物語もしっかしているのかもしれない、とネギま!(原作)やヒロアカを見てふと思い付いた。ヒロアカの原作者の前作品の逢魔ヶ刻動物園もそういうタイプ」

「ネギま!とヒロアカは似てないように思うけど?」

「ラテン語の呪文を多用するネギま!とラテン語のプルス・ウルトラを標語に掲げるヒロアカはやはり似たようなポジションにあると思う。ネギま!はイギリス経由、ヒロアカはスペイン経由で来ている差はあるが、具体的に下敷きになる特定の土地があるのは同じだ」

「それは設定量の多さで客を殴り倒すタイプの作品も同じってこと?」

「実はその2つは似ているように見えて違うのだよ」

「どう違うんだい?」

「知識量で殴り倒すタイプの主人公は、あくまで過去の史実をベースに夢想的な物語を組み立てていて、主人公が使う武器としての知識は事実がベースになっている。それがもっと分かりやすいのが逢魔ヶ刻動物園で、あれは動物の怪物と戦う内容だが、主人公は動物に関する豊富な知識で立ち向かうのだ」

「じゃあ設定量の多さで客を殴り倒すタイプの作品は?」

「設定とは誰かが考えたもの。基本的には創作なのだ。だから物語の都合で作られるものであって、整合性は求められるが過去の何かとの関連性は求められていない」

「つまりなんだい?」

「ラテン語のような古語を持ち込むのが前者で、新しい言語を創作するのが後者」

「つまり、毎回毎回次回予告でラテン語のスローガンを叫ぶヒロアカが前者で、クリンゴン語を創作するスタートレックが後者ってことだね?」

「そうだな。ゼントラーディ語を創作したマクロスもガミラス語を創作したヤマト2199も後者だな」

オマケ §

「ヤマト2199の真田さんは主人公ではないが、知識量で殴り倒すタイプの脇役とは言えないのかい?」

「ヤマト2199の真田さんって、副長どころか技師長すら怪しいボンクラキャラになってしまったからなあ。古代の行動をいちいち邪魔するダメ管理職キャラになってしまった。ヤマト2199の真田に知識量も設定量もないよ」

「なぜそうなるんだい?」

「艦長不在の時に古代に主導権を握らせようとするなら、どうしても副長が邪魔になってしまうからな。真田副長が悪者になってしまう」

「それはどういうことだい?」

「ヤマト2199は物語的な意味でのキャラクターの配置が良くない。物語よりも設定が前に出すぎているからだ」

オマケ2 §

「どうして、物語構造にみんな注目しないのだろう」

「それはね。物語の設計という要素は客に意識させたら負けだからさ」

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