Subject: 宇宙戦艦ヤマト本放送をモノクロテレビで見たことは自慢になるか?
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20171007083900
名前: めとろん
本文:
トーノ様、こんばんは。
ヤマト1974をモノクロでご覧になったのって、それはすごく自慢になると思います。
なぜなら、1974当時は「テレビが2台」という発想はなく、カラーかモノクロかしかなかったからです(少なくとも私の回りでは)。
私はチャンネル権争いに勝ち(笑)、カラーでヤマト1974を見ることが出来ましたが…
私がカラーとモノクロの「境目」を感じたのは「もーれつア太郎」くらいからでしょうか。
今考えると、モノクロのヤマト1974、見てみたかったです。
「ショック」
「何がショックなんだよ」
「モノクロ組はね。【何より赤い地球にショックを受けた】という意見を聞いて、初めて第1話の地球が赤かったことを知ってショックを受けたんだよ」
「えー」
「当時の割とよくある状況を説明するとね」
「うん」
「まずモノクロテレビが普及した」
「うん」
「でも、すぐカラー化されたので、カラーテレビを追加購入した家庭が割と多かった」
「うん」
「でも、モノクロテレビが壊れたから買い換えたわけではない。まだ映るんだよ」
「それで?」
「別の部屋に設置されて、お爺ちゃんお婆ちゃんが見ていたとか、チャンネル権争いに敗れた子供が見ていたとか、そういう事例が割と多い。それが1974年頃の状況」
「なるほど」
「でもね。それって全ての家庭がそうだったわけでもないと思う」
「カラーモノクロ2台体制は、一つのスタイルに過ぎないわけだね」
「そう。カラーテレビが来たときに、モノクロテレビは下取りに出したとか手放したとか、そういう家庭だってあるだろう。そもそも、2台買ってない家庭だってあるだろう。事情はそれぞれの家ごとだろうと思うよ」
「カラーモノクロ2台体制は、新しい物好きで割と経済的にゆとりのある家庭に多かったスタイルかな」
「当時はまだテレビブームだからね。ブームに乗る人も積極的に買ったかもしれない」
「買っても2台残すかは、その家の考え方次第って事だね」
「そうだな」
「君の場合、カラーテレビが来たのはいつだい?」
「うん。幸い大阪万博エキスポ70という分かりやすい指標があるのでよく分かる。実は1970年に新居に引っ越しているのだが、それを契機に我が家にカラーテレビが来た。大阪万博エキスポ70に行く数ヶ月前だと思う。これが1970年の出来事だから、1974年は我が家のテレビがカラー化して4年目ということになる。それまでの主力テレビだったモノクロテレビは祖母の部屋に設置されていて、まだ映った。そんな時代」
「他にモノクロテレビの思い出はあるかい?」
「キャプテンウルトラの再放送を、カラーテレビが既にある時代にこのモノクロテレビで見た記憶があるのだよなあ」