「すげえぞ、すげえぞ」
「そんなに良かった?」
「高い。けど、値段相応の中身」
「どこが良かった?」
「発見は多い。情報量も多い。凄く良い」
「他には?」
「ページが大きいだけで印象が変わったりするが、このサイズが初出のサイズ」
「ふむふむ。他には?」
「あとはね。ゲルニューム星が載っている航中図」
「ゲルニューム星?」
「ゲール(ゲル)の星だよ」
「えー」
「ひおあきら版には出てくる」
「でも、全部古い話ばかりだろう?」
「実は新作がちょっとだけ含まれている」
「まさか」
「ネオガミラスの話が少し出てくる。ネオガミラスは地球と連合してメタノイドと戦うみたいだ」
「えー」
「ちなみにp265のイラストはガルマンのGスターシャ、いわゆる戦艦スターシャと思われる。大クロニクルにも載っている。このイラストは新作ではないが、下の説明文はおそらく新作」
「難しいね」
「でも、大クロニクルではモノクロ掲載だから、これのカラーはもしかしたら初出ではないか」
「貴重品ってことだね」
オマケ §
「本棚を整理して入れる場所を作らなくちゃ」
「君にとっての久々のヒットだね」
「結局、初出時にどうであったのかを確認できれば、情報量が増える。そういうことだよ」
「他に初出時が気になる事例ってある?」
「ヤマトよ永遠にのモノラルで始まってワープディメンジョンで4チャンネルステレオになる音声は今の円盤では再現されていないそうだ」