「状況がかなり煮詰まって終わりが見えた感があるので、ヤマトシリーズ私的満足度採点表を作って見たよ」
「それは客観的な評価かい?」
「いや。あくまで個人的な評価の数字(10点満点)を出してみただけだ」
「では表を見せてくれ」
タイトル | 初見時評価 | 現在評価 | 愛着度 |
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ヤマト1974 | 10 | 10 | 10 |
ヤマト1977 | 5 | 7 | 10 |
さらば | 10 | 8 | 8 |
ヤマト2 | 7 | ? | ? |
新たなる旅立ち | 10 | 10 | 10 |
永遠に | 3 | 4 | 10 |
ヤマトIII | 8 | ? | ? |
完結編 | 4 | 5 | 10 |
2520 | 7 | 5 | 7 |
大ヤマト零号 | 10 | 10 | 10 |
復活篇 | 10 | 10 | 10 |
復活篇DC | 10 | 7 | 5 |
SBヤマト | 10 | 10 | 10 |
ヤマト2199 | 5 | 2 | 0 |
追憶の航海 | 10 | 10 | 0 |
「?が含まれる理由は?」
「ヤマト2とヤマトIIIについては、きちんとした再評価を行っていないので、評価をブランクにしてある」
「評価が上がったものも下がったものもあるね」
「そこは微妙でね。初見時でも、ヤマト2の第1話を見た時の感覚と最終回を見終わった時の感覚は同じではないからね。どのタイミングの感想を数値化するかでけっこうバラツキが出てしまう」
「なるほど。それでこの評価はどうなんだ?」
「ヤマト2の初見時で7は第1話時点での評価。最終回の時点では5ぐらいまで落ちていたと思うよ」
「じゃあさ。全部10が付いているタイトルの話をすれば君は喜ぶのかい?」
「いや。愛着度が10の作品はどれでも嬉しいと思うよ」
「気になるのは大ヤマト零号がリストに入っている理由だね。あれは宇宙戦艦ヤマトではないんだろう?」
「うん。そこは簡単で、ヤマトを理解するためには避けて通れないタイトルだからだ」
「ではなぜコスモウォーリアー零はリストに入らないんだ?」
「それはヤマトの亜種派生形とは見なせないので」
「メカ的に?」
「登場人物の配置的にだな」
「なるほど」
「他に何か質問はあるかね?」
「2520の評価も落ちてるね。なぜだい?」
「2520はVol.1がビックリするほど出来が良かったのでそのタイミングでは文句なく10だった。しかし、その後が盛り上がりを欠いた。期待値から評価7ぐらいはあったのだが、後からいろいろと内情が分かってしまうとね」
「内情が分かるとなぜ評価が下がるんだい?」
「Vol.1は永遠に戻って来ないと予測できてしまったので」
「期待レベルが下がったわけだね」
「他には?」
「ヤマトよ永遠にとか、なぜ評価が低いのに愛着度は10もあるんだ?」
「調べれば調べるほど惜しい作品だから」
「追憶の航海は評価が高いのに愛着度が0になっているのはなぜ?」
「この作品で感銘を受けたのは、加戸監督の編集センスであって、ヤマト2199という作品そのものは思い入れがないから」
「こうして見ると、数字が上がったり下がったりダイナミックだね」
「そうだな。一概に古いものなら良いとも言えないし、愛着があるとも言えない」
「ヤマト2の結末、【やっぱりテレサは生きていました】は、やはりずっこけたわけだね」
「テレザートを自爆させたときに流した俺の涙を返せ」