「関連する話題かもしれないが、最近気になっていることにアングルドデッキ症候群というものがある」
「それはなんだい?」
「70年代のヤマトシリーズの設定には存在しないアングルドデッキをリメイクで追加する事例が割と多い」
「なぜ気になるの?」
「まずメカ本来のイメージをかなり壊してしまうことだが、アングルドデッキを付けることによってどんな効能を求めているのかも分からない」
「現代的な空母なら当然備えているべきものじゃないの? つまり、時代相応の新しさの表現じゃないの?」
「2017年就役のクイーン・エリザベス級航空母艦クイーン・エリザベスには付いてないぞ」
「えー」
「アングルドデッキというのは、第2次大戦中に建造が開始されたエセックス級空母にも改造で設置されたほど古いものなので【時代相応の新しさ】とは、とうてい言いがたいものだ。しかも元デザインにもない」
「主旨の理解に苦しむわけだね」
「そう。何が言いたいのかが見えてこない」
「問題は方舟とかヤマト2202にあるということ?」
「そこなんだがね。実はアングルドデッキ付きの地球防衛軍の宇宙空母はPS版ゲームの設定が始まりらしい」
「えー。結局そこに戻るのかよ」
「あれが出た2000年頃なら、いい加減古びていたとはいえ、まだ最新のモードではあったと思う。でも、その後は……」
オマケ §
「じゃあ、2000年だったらアングルドデッキ付き宇宙空母はあり?」
「ぜんぜん地球防衛軍の宇宙空母らしくないから無し(個人の考えです)」
「じゃあ良かったものはあるかい?」
「大ヤマト零号で、走行艦コシが煙突から入って艦首から抜けて行く描写の方がずっと新鮮だった(個人の考えです)」
「なるほど。【無し】と【コシ】でダジャレか」
オマケ2 §
「旧作にアングルドデッキは存在しないと断言できる?」
「三段空母などにちょっとアングルドデッキっぽいものがあるような無いような雰囲気はある。あと、ウルクにも斜めの滑走路が存在するが、これもアングルドデッキに含めて良いかは微妙だな」