「七生丘陵散策路東コースを歩いてきたが壮絶だった」
「それはなんだい?」
「百草園駅から多摩動物公園駅までに設定された散策路だ」
「なぜ壮絶だったんだい?」
「以下の地図を参考にして歩いたのだけどね」
「それでどうした」
「この地図は古すぎるし、曖昧過ぎる。途中でどこに行って良いか迷った箇所は多い。しかも、尾根道が多いのでアップダウンも激しい。近道、楽な道を選んでおらず、わざわざ面倒な経路を歩かされる設定も多い。しかも、地図に書かれたとおりに道標が存在しない箇所も多い。地図にない道標があったり、地図にあるはずの道標が見当たらなかったりする」
「君はどう歩いたんだよ」
「結局、推理力が試されたよ」
「体力と知力、両方の勝負か」
「この経路を歩ききる体力と、あるべき経路を推理で保管する知力、洞察力があって初めて歩ける経路だろう。なかなか難易度が高い」
「それで感想は?」
「オリエンテーリングしているみたいで面白い」
「それだけ?」
「尾根道が多いので、おそらく昔からあるハイキングコースに概ね沿った形で設定されたものではないだろうか」
昨日歩いた経路の非常に大ざっぱな線 §
「完全に路に沿って線を引くとコーナーが26個を超えてしまうので、主要ポイントだけ引っ張る感じで線を引いてみた」