「井の頭公園に過去存在したプールの数は諸説あってはっきりしないが、君はいくつ知っているか・京王と帝都の歴史とトリビア100+では、井の頭公園に過去存在したプールは3つと結論した」
「それに問題があるの?」
「調べるともっとあった」
「えー」
「取りあえず重複を含めて全て列挙する」
- 児童用徒渉池(丸池)
- 徒渉池(子供プール) (市営プール併設)
- 子供ノ水泳場 (天然プール) (井の頭の池の東端の水門の手前あたりと推定)
- 子供水泳場第二プール (井の頭の池の東端の水門の手前と井の頭公園駅の中間と推定)
- 井の頭遊園子供プール
- 市営プール(移転前)
- 市営プール(移転後)
「多いね」
「しかし、【市営プールに併設された徒渉池】と【子供水泳場第二プール】がイコール関係だと気付いてパッと整理できた」
「つまりなんだい?」
「こういう関係だ」
- 児童用徒渉池(丸池)=子供ノ水泳場 (天然プール)
- 子供水泳場第二プール=井の頭遊園子供プール=徒渉池(子供プール)
「整理できたわけだね」
「話を分かりにくくしている要素がいくつかあるようなので、整理しよう」
- 最初に生まれたのは子供用天然プールであるが危険であった
- 次に昭和8年頃、市営プールが建設されている。市営プールは大人向きの本格プールと安全な子供プールから構成されていた。ただしこの時点では天然プールは廃止されておらず、新しい子供プールは第二と呼ばれている
- 天然プールはすぐに廃止されたと思われる。ここで子供プールから【第二】の文字が取れる
- 子供プールは比較的早期に廃止される (時期不詳)
- 本格プールの方は昭和58年頃に井の頭公園西部に移転してその後廃止されて残っていない
- 子供用プールは徒渉池と呼ばれることがあり一貫しない。また、天然プールは丸池と呼ばれることがあり一貫しない。
「なるほど。話がややこしい」
「というわけで、井の頭公園周辺にあったプールの数は4つだろう。天然プール、子供プール、本格市営プール移転前、移転後の合計4つだ。他は全て名称の問題だろう」
残された問題 §
「残された課題もある」
「それはなんだい?」
「まだまだ終わらないわけだね」
「でも、本格的に追いかけるのはつらいぞ。そこは主テーマでは無いから」