ドラクエ2MSX版移植者が語る・ゲームデザイン・エッセイ・エトセトラ ~人生ゲームからドラクエ2まで~
「これはなんだい?」
「新刊だ」
「中味はなんだい?」
「ゲームデザインという視点からいろいろなゲームの話をしたエッセイだ」
「どんなゲームを扱っているんだい?」
「人生ゲームからドラクエ2まで。まあ、実際はドラクエ2以降のゲームも大量に扱っているわけだが」
「具体的にどうして書こうと思ったんだい?」
「スーファミのカブキロックスの宝箱システムが良く出来ていて、ドラクエの小さなメダルより上手いと思ったのでね。そのあたりの思い出話を書くには良い機会かと思って」
「それだけ?」
「いや、子供時代に自分たちで作ったゲームの話も書いたよ。いかにしてゲームバランスが崩壊するのかの好例だったのでね」
「なるほど」
「あとは最近作ったゲームの話も書いたぞ。主にゲームデザイン、ゲームバランスという観点から」
「いろいろだね」
「しかしまあ、人生ゲームからFF15まで語ったねえ」
「何か書いてから気づいたことはある?」
「実は天外3にはヒロインの中途離脱という致命的な問題がある。シナリオ的に離脱して戻って来ない。離脱しないルートや戻ってくるルートはない。それは大問題だ。しかし、本書を書いている途中でドラクエ3も同じ問題にぎりぎりで引っかかっていたことに気付いたのだよ」
「ぎりぎりか」
「間一髪セーフ」
「だからドラクエ3は名作の声も大きいが、天外3は……」
「まあいろいろ書いたから読んでくれ。基本、これはエッセイだから値段は安めにしておいたぞ」
ドラクエ2MSX版移植者が語る・ゲームデザイン・エッセイ・エトセトラ ~人生ゲームからドラクエ2まで~
「ところで、表紙の写真はなんだい?」
「私物のWizardry(#1) PC-9801版。だから少し剥げてる」