- 第21話 バラバラのイレブン
- 第22話 伝説のキャプテン
最後の寄り道 §
事実上雷門のキャプテンの話。
雷門のキャプテン対利根川東泉のキャプテン円堂守という構図。
ところで、雷門のキャプテンって影が薄い。
名前何だっけ?
道成 達巳(みちなり たつみ)だそうです。
ありがとうございます。
地味だけど良いキャラです。
なぜバラバラに §
なぜ雷門はバラバラになってしまうのか。
実はバラバラになったと言うより個人技に依存しすぎているような気もします。
なぜ個人技に依存するのか。
それはもう、灰崎や吉良などの個人技に圧倒されっぱなしだったからでしょう。
あんなのとばかり戦っていたら、それは考え方も偏るというものです。
逆にいえば、主に想定される敵が利根川東泉や王帝月ノ宮中学校だったら違っていたかも。
そう考えると、雷門は司令塔の不在が痛い。
鬼道や野坂と同じ立場の者がいない。
まあ、趙金雲がイレブンバンドで指示を出してるわけですけどね。
まとめ §
結局、稲森、灰崎、野坂のトライアングルがアレスの天秤の主軸であって、それ以外は全て余計で盛り上がりにくい。が、利根川東泉戦は意外と盛り上がりあがます。なぜかといえば、円堂守がいるから……ではなく、やはり挫折の話だからでしょう。
利根川東泉戦で初心を取り戻した雷門はついに最終戦に突入することになります。
オマケ §
「のりか」
「なあに、明日人」
「敵のゴールを見るんだ」
「あれが伝説のキーパー。円堂守……」
「凄いぞ。魔神を出した」
「ところで明日人」
「なんだ?」
「魔神を出した状態の利根川東泉って12人で戦ってない? あれってルール違反にならないの?」
「えっ?」
「ねえ、審判に言おうよ」
「それは止めておけよ」
「どうして?」
「そのうちに、のりかもマジン・ザ・ウェイブで女魔神を出すからだ」
オマケ2 §
「はじめまして。稲森明日人さん。僕はパラレルワールドから来た松風天馬です」
「よろしく、天馬君。ところで何?」
「魔神の件は突っ込んじゃダメです」
「それはどうして?」
「それはこういうことです。魔神ペガサスアーク!」
「あ、二人に増えた」
「でしょ? あの件に突っ込むと僕もまずいんです」
「なるほど」